平成30年度 No.2論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

電磁誘導による起電力

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.2の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図のように,円形コイルに磁束を加えるときの起電力に関する記述として,不適当なものはどれか。

上向きの磁束の中に置かれた円形コイルの図。コイルの両端に起電力の端子があり,コイルの手前側に左向きの太い矢印(アの方向)が示されている。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:4.加えている磁束を時間に正比例して増加させると,起電力も増加する。

解き方

  1. ファラデーの電磁誘導の法則により,コイルに生じる誘導起電力はe=-NdΦ/dtで,巻数Nと,コイルと鎖交する磁束の時間的な変化の割合dΦ/dtに比例する。
  2. 磁束を時間に正比例して増やすと,dΦ/dtは一定なので起電力も一定で,増加はしない。起電力も増加するとした4が不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. 1.適当。起電力に関係するのはコイルと鎖交する磁束の変化だけで,鎖交しない磁束は関与しない。
  2. 2.適当。レンツの法則により,上向きの磁束の増加を妨げる向き(下向きの磁束をつくる向き)に電流を流す起電力が生じ,アの方向と一致する。
  3. 3.適当。起電力は巻数Nに比例するので,巻数を増やすと大きくなる。
  4. 4.不適当。磁束の変化率が一定なので起電力は一定である。
引っかけ:起電力は磁束の大きさではなく「変化の速さ」に比例する。磁束が一定の割合で増えるなら起電力は一定。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する