架空電線の実長
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.21の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送電線における支持点間の電線の実長の近似値L〔m〕を求める式として,正しいものはどれか。
ただし,各記号は次のとおりとし,電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕
D:たるみ〔m〕
解答欄
正解
正解:1.L=S+8D²/(3S)〔m〕
解き方
- 支持点に高低差のない架空電線では,たるみ(弛度)はD=WS²/(8T)(W:電線1m当たりの重量,T:水平張力),電線の実長はL=S+8D²/(3S)で近似できる。
- 実長は径間Sよりわずかに長く,その差はたるみの2乗に比例し径間に反比例する。したがって1が正しい。例えばS=300m,D=9mなら,L=300+8×81/900=300.72mとなり,わずか0.72mの差でたるみが9m生じる。
選択肢ごとの解説
- 1.正しい。L=S+8D²/(3S)である。
- 2.誤り。DとSの位置が逆で,たるみが小さいほど実長が長くなってしまう。
- 3.誤り。係数8と3が逆である。
- 4.誤り。係数もDとSの位置も逆である。
引っかけ:たるみD=WS²/(8T)と,実長L=S+8D²/(3S)の係数を混同しない。たるみがわずかに変わるだけで張力は大きく変わる。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.21。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する