平成30年度 No.20論点:電力系統重要度 A配点 1点未着手

電力系統の安定度向上対策

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.20の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

電力系統の安定度を向上させるための対策に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:4.高リアクタンスの変圧器を採用する。

解き方

  1. 安定度は,系統に乱れが生じても発電機が同期を保って運転を続けられる能力である。送電電力はP=V₁V₂sinδ/X(X:系統のリアクタンス,δ:相差角)で,Xを小さくするほど同じ電力を小さな相差角で送れ,安定度が向上する。
  2. 高リアクタンスの変圧器を採用するとXが大きくなり安定度は低下するので,4が不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. 1.適当。故障を高速度で除去し,高速度で再閉路すると,発電機の加速が小さいうちに系統を回復できる。
  2. 2.適当。中間開閉所を設けると,故障時に切り離す区間が短くなり,事故時のリアクタンスの増加を抑えられる。
  3. 3.適当。並列回線数を増やすと系統のリアクタンスが小さくなり,1回線故障時の影響も小さくなる。
  4. 4.不適当。安定度向上には低リアクタンスの機器を用いる。
引っかけ:安定度の向上は「リアクタンスを小さく」。短絡電流の抑制(インピーダンスを大きく)と逆になるので,混同しない。

同じ論点の過去問

平成30年度の前後の問題

1級電気工事施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.20。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する