地中電線路の施工
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.67の問題です。論点は「送配電設備の施工」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
地中電線路の施工に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.管路の途中に水平屈曲部があったので,引入張力を小さくするため,屈曲部に遠い方のマンホールからケーブルを引き入れた。
解き方
- 管路の屈曲部では,ケーブルと管の摩擦で張力が増え,屈曲部を出た後の張力は入る前の張力に比例して大きくなる(T₂=T₁·e^(μθ),μ:摩擦係数,θ:屈曲角)。
- 屈曲部に入る前の張力が小さいほど増え方も小さいので,屈曲部に近い方のマンホールから引き入れたほうが全体の引入張力は小さくなる。遠い方から引き入れたとした4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。洞道内ではケーブルをスネーク(蛇行)状に布設し,変曲点をクリートで拘束して熱伸縮を蛇行で吸収させる。
- 2.適当。傾斜地では熱伸縮でケーブルが下方へずれていくので,上端側にストッパを取り付けて滑落を防ぐ。
- 3.適当。マンホール内にオフセット(曲がり)を設けて熱伸縮を吸収させ,金属シースの疲労を防ぐ。
- 4.不適当。屈曲部に近い方のマンホールから引き入れる。
引っかけ:屈曲部を通ると張力は入口の張力に比例して(指数関数的に)増えるので,屈曲部は引入れ側の近くにする。
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論点ページ:送配電設備の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.67。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する