平成29年度 No.4論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

分流器の倍率

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図のように可動コイル形電流計に抵抗R〔Ω〕の分流器を接続したとき,この分流器の倍率mを表す式として,正しいものはどれか。

ただし,r〔Ω〕は,電流計の内部抵抗とする。

内部抵抗rの電流計Aと,抵抗Rの分流器を並列に接続した回路。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:3.m=1+r/R

解き方

  1. 分流器は電流計と並列に接続するので,両者に加わる電圧は等しい。電流計に流れる電流をIaとすると,端子電圧はIa·rで,分流器にはIa·r/Rが流れる。
  2. 測定する全電流はI=Ia+Ia·r/R=Ia(1+r/R)となる。
  3. 倍率は全電流と電流計の電流の比なので,m=I/Ia=1+r/Rとなり,3が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。分流器で電流が分かれるので倍率は必ず1より大きく,1から引く形にはならない。
  2. 2.誤り。1から引く形で倍率が1より小さくなり,さらにrとRが逆になっている。
  3. 3.正しい。m=1+r/Rである。
  4. 4.誤り。rとRが逆である。分流器の抵抗Rが小さいほど倍率は大きくなるので,Rは分母にくる。
引っかけ:分流器の抵抗Rを小さくするほど,多くの電流が分流器に流れ,倍率が大きくなる。直列に入れる倍率器(電圧計)はm=1+R/rで,形が逆になるので区別する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する