CVケーブルの絶縁劣化診断法
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.27の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
地中電線路におけるCVケーブルの絶縁劣化診断法として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.マーレーループ法
解き方
- CVケーブルの絶縁劣化診断には,直流高電圧を加えて漏れ電流の大きさや時間変化をみる直流漏れ電流法(直流高圧法),直流電圧を加えた後に残る電荷の放電から水トリーを推定する残留電荷法,誘電正接法,部分放電法などがある。
- マーレーループ法は,ブリッジの原理で健全相と事故相をループにして地絡事故点までの距離を求める故障点標定法なので,4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。漏れ電流の大きさ,時間とともに増えるか,各相の不平衡などで劣化を判定する。
- 2.適当。直流で課電した後に交流電圧を加えるなどして,水トリーに残った電荷の放電量から劣化を判定する。
- 3.適当。直流高電圧を加えて漏れ電流の大きさや時間変化をみる方法で,直流漏れ電流法と同じ考え方である。
- 4.不適当。故障点の位置を求める方法で,劣化診断ではない。
引っかけ:マーレーループ法・パルスレーダ法・静電容量法は「故障点標定」。劣化診断(漏れ電流・残留電荷・誘電正接・部分放電)とは目的が違う。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.16送電系統の保護(距離継電方式など)
令和8年度 No.18架空電線のたるみと実長の近似式
令和8年度 No.19架空送電線路のフラッシオーバ対策
令和8年度 No.20架空送電線路の線路定数
令和8年度 No.21電力ケーブルの常時許容電流の増大
論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する