フェランチ現象
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.23の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送配電系統におけるフェランチ現象に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.地中電線路よりも架空電線路のほうが発生しやすい。
解き方
- フェランチ現象は,線路の静電容量に流れる進み電流(充電電流)のため,受電端の電圧が送電端の電圧より高くなる現象である。
- 静電容量が大きいほど,また負荷電流が小さく進み電流の影響が相対的に大きいほど起こりやすい。ケーブルは導体と遮へい層の間隔が小さく,架空電線より静電容量がはるかに大きいので,地中電線路のほうが発生しやすい。3が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。こう長が長いほど線路の静電容量が大きく,充電電流も大きくなる。
- 2.適当。深夜などの軽負荷時は遅れの負荷電流が小さく,進み電流の影響が大きくなる。
- 3.不適当。静電容量の大きい地中電線路のほうが発生しやすい。
- 4.適当。軽負荷時に力率改善用コンデンサが入ったままだと進み力率になり,受電端電圧が上がる。
引っかけ:フェランチ現象の原因は静電容量。ケーブル系統(地中)・長距離・軽負荷・進み力率で起こりやすく,対策は分路リアクトルの投入やコンデンサの切離し。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する