自然石の延段の施工
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月16日(日)実施) No.38の問題です。論点は「庭園の施工」(重要度B・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事の延段施工に関する記述のうち,適当なものを全て選びなさい。
次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事に関して,以下の問題37〜問題40について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は関東地域の近隣公園の供用区域において,上記の工事数量表に基づき施工するものである。
・樹木養生工は,ケヤキの養生のため,植栽基盤改善対策,追肥を行う。
・延段の施工にあたっては,全て不整形な自然石を利用する。
・工期は,10月10日から翌年の3月10日までとする。
〔工事数量表〕
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ヤマボウシ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 樹木育成工 | 樹木養生工 | ケヤキ | H(m) 17.0、C(m) 2.4、W(m) 16.0、株立数 ― | 本 | 1 | |
| 園路広場整備工 | 石材系舗装工 | 延段 | W:1.0m L:30.0m | m² | 30 |
解答欄
正解
正解:(2) 目地幅は1〜1.5cm,目地の深さは1cmで仕上げた。 / (3) 目地が八つ巻きにならないように据え付けた。
この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- 延段は、外周に直線や角のある石を先に据えて輪郭を決め、そのあと内側を埋めるように据えるのが一般的である。中央部から据えると外周の線がそろわないので、(1)は適当でない。
- 目地は一般に幅1〜1.5cm程度、深さは石の天端から1cm程度下げた沈み目地とし、石の輪郭を見せる。また、1つの石を多くの石が取り囲む八つ巻きや、目地が十字に通る四つ目地は見苦しいとして避ける。よって(2)(3)は適当である。
- 天端の高さは地表面から数cm(一般に3cm程度)上がりとし、歩行の妨げにならないようにする。10cm上がりは高すぎ、つまずきやすいので(4)は適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。延段は周辺部の石から据え、内側に向かって据え付ける。
- (2)適当。目地幅は1〜1.5cm程度、目地の深さは1cm程度とする。
- (3)適当。八つ巻きは避けるべき目地の形であり、そうならないよう据え付ける。
- (4)適当でない。天端は地表面から数cm(一般に3cm程度)上がりとし、10cmは高すぎる。
引っかけ:延段・敷石の目地の禁忌は「四つ目地」「八つ巻き」「通し目地(長く一直線に通る目地)」。
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論点ページ:庭園の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月16日(日)実施) No.38。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する