ケヤキの樹木養生工(植栽基盤改善・追肥)
これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月16日(日)実施) No.37の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事における樹木養生工について,適当なものを全て選びなさい。
次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事に関して,以下の問題37〜問題40について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は関東地域の近隣公園の供用区域において,上記の工事数量表に基づき施工するものである。
・樹木養生工は,ケヤキの養生のため,植栽基盤改善対策,追肥を行う。
・延段の施工にあたっては,全て不整形な自然石を利用する。
・工期は,10月10日から翌年の3月10日までとする。
〔工事数量表〕
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ヤマボウシ | H(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 樹木育成工 | 樹木養生工 | ケヤキ | H(m) 17.0、C(m) 2.4、W(m) 16.0、株立数 ― | 本 | 1 | |
| 園路広場整備工 | 石材系舗装工 | 延段 | W:1.0m L:30.0m | m² | 30 |
解答欄
正解
正解:(1) 根元から枝張り下にかけての土壌が硬く締まり,水分の浸透が悪かったので,エアースコップを用いて土壌の膨軟化を図った。 / (2) 植栽基盤の改善を図るため,マルチング材を,根元回りから枝張りの下の範囲に敷き均した。 / (4) 踏圧による表土層の固結を防止するため,根元の周囲に人止め柵を設置した。
この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- 樹木の根は枝張りの下の範囲に広がり、水や養分を吸う細根は枝張りの先端付近の下に多い。植栽基盤の改善と追肥はこの範囲を対象に行う。
- (1)のエアースコップによる土壌の膨軟化、(2)の枝張り下へのマルチング(乾燥・踏み固めの防止、腐植の供給)は植栽基盤の改善として適当である。(4)の人止め柵(養生柵)は、マルチングとともに公園緑地工事共通仕様書の樹木養生工(2-3-10)に含まれ、根の上の踏圧による表土の固結を防いで、改善した植栽基盤を保つ措置として適当である。
- (3)は、幹の根元近くには細根が少なく肥料が吸収されにくいうえ、濃い肥料が根に触れると根を傷めるので適当でない。追肥は枝張りの外周の下に輪肥・つぼ肥などで行う。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。エアースコップで硬く締まった土をほぐし、通気性と透水性を改善する。
- (2)適当。枝張り下へのマルチングは土壌の乾燥や固結を防ぎ、植栽基盤の改善に役立つ。
- (3)適当でない。施肥は細根の多い枝張りの外周の下に行い、幹の根元近くには行わない。
- (4)適当。人止め柵で踏圧による表土の固結を防ぎ、根の生育環境を保つ。
引っかけ:追肥の位置は「枝張りの外周の下」。根元に近いほど吸収根が少ない。
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論点ページ:植栽・移植の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月16日(日)実施) No.37。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する