令和5年度 前期 No.16論点:庭園の施工重要度 B配点 1点未着手

滝の役石(水受石・鏡石)

これは2級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.16の問題です。論点は「庭園の施工」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

日本庭園における滝の役石に関する記述の(イ),(ロ)の組合せとして,適当なものはどれか。

(イ)は滝つぼに据える役石で,落水を受けて音やしぶきを演出する石である。

(ロ)は枯山水の滝口に据える役石で,滝水の落ちるのをかたどる石である。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (イ) 水受石 ― (ロ) 鏡石

解き方

  1. (イ)は水受石である。水受石は滝つぼに据え,落ちてくる水を受けて音やしぶきを演出する滝の役石である。(ロ)は鏡石である。鏡石は水を落とさない枯山水の滝(枯滝)で滝口に立て,石の面の形や模様で滝水の落ちる姿をかたどる石で,水を落とす滝の水落石に当たる。
  2. 底石は流れの水底に据える流れの役石,水越石は流れの水面下に据えて水を盛り上げ,表面を薄く乗り越えさせて瀬落としをつくる流れの役石で,いずれも滝つぼや枯滝の滝口の石ではない。よって(1)の組合せが適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。(イ)は水受石,(ロ)は鏡石である。
  2. (2)適当でない。底石は流れの水底に据える流れの役石で,枯滝の滝口の石ではない。
  3. (3)適当でない。水越石は流れの水面下に据えて水を乗り越えさせる流れの役石で,滝つぼの石ではない。
  4. (4)適当でない。水越石も底石も流れの役石である。
引っかけ:滝の役石:水落石(枯滝では鏡石)、脇石(守護石)、水受石、水分石(波分石)。流れの役石:横石、水越石、水切石、底石。木の葉返し石は滝つぼから下流の水中に据える石で、滝の役石としても流れの役石としても説明される。底石は流れの水底の石で、滝つぼで落水を受けるのは水受石である。脇石は滝の両脇の石で、流れの幅を狭めて瀬をつくるのは横石である。役石の名称と分け方は文献によって違いがあるので、この組合せで整理して覚える。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.16。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する