令和5年度 問題B No.2論点:工程管理重要度 A配点 1点未着手

累計出来高曲線と毎日出来高の対応

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図(模式図)は,ある工事の累計出来高に関する予定工程曲線と実施工程曲線を示したものである。これに対応する毎日出来高について,予定工程と実施工程を図に表したものとして適当なものはどれか。

累計出来高の模式図。横軸は工期、縦軸は累計出来高。破線が予定工程、実線が実施工程。どちらもS字形の曲線で、0から始まり工期の終わりに同じ高さで一致する。工期の途中では実線(実施工程)が破線(予定工程)より上にあり、実施が予定より先行している。
選択肢(1)〜(4)の毎日出来高の図。横軸は工期、縦軸は毎日出来高、破線が予定工程、実線が実施工程。いずれも山形の曲線。(1)破線の山が工期の中ほどにあり、実線の山はそれより後ろ(右)にずれて高い。(2)実線の山が工期の前寄り(左)にあり、破線の山はそれより後ろにずれて低い。(3)実線と破線の山の位置は同じで、実線の山のほうが高い。(4)実線と破線の山の位置は同じで、破線の山のほうが高い。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) (2) の図

解き方

  1. 毎日出来高は、累計出来高曲線の傾き(単位時間当たりの増加分)にあたる。累計出来高曲線の傾きが最も大きい点(変曲点)の時期に、毎日出来高は山の頂点になる。
  2. 問題の図では、実線(実施工程)のS字曲線が破線(予定工程)より左にずれており、実施工程の傾きが最大になる時期は予定工程より早い。したがって毎日出来高の図では、実線の山が破線の山より前(左)に来る。
  3. また、工期の終わりで累計出来高が一致するので、毎日出来高の曲線の下の面積(総出来高)は予定と実施で等しい。実線の山が前にあり、両方の面積が同じに見える(2)が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。実線(実施)の山が破線(予定)より後ろにあり、実施が予定より遅れる累計曲線になる。
  2. (2)適当。実施工程の山が予定工程より早い時期にあり、実施が予定より先行する累計曲線に対応する。
  3. (3)適当でない。山の位置が同じで実線が高いと、実施の累計出来高が最後に予定を上回ってしまい、終点で一致しない。
  4. (4)適当でない。山の位置が同じで破線が高いと、実施の累計出来高が最後まで予定を下回り、終点で一致しない。
引っかけ:累計曲線の傾き=毎日出来高。S字曲線の変曲点が毎日出来高の山の頂点になる。

同じ論点の過去問

令和5年度の前後の問題

1級造園施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する