西洋庭園(様式・技法・解説)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題A No.2の問題です。論点は「日本庭園・西洋庭園」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
西洋庭園に関する「様式」と「技法」及びその技法の「解説」の組合せとして,適当なものはどれか。
(様式) ― (技法) ― (解説)
解答欄
正解
正解:(4) イギリス風景式庭園 ― ハハア ― 庭園と外部との境界部を,掘割等を用いることによって,視覚的に連続したまま区切る手法
解き方
- (4)が適当である。ハハア(ha-ha)は,庭園と外部の境界に塀を立てず,空堀(掘割)と擁壁で家畜などの侵入を防ぎ,庭園と外の風景を視覚的に連続させる手法である。18世紀のイギリス風景式庭園で多く用いられた。
- (1)の解説は中庭型空間のパティオ(スペイン-サラセン式庭園)の説明である。(2)の解説は斜面を利用した階段状の滝であるカスケード(イタリア露壇式庭園)の説明である。(3)の解説は軸線に沿って眺望を誘導するビスタ(フランス平面幾何学式庭園)の説明である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。この解説はパティオの説明であり,ビスタは軸線に沿って視線を誘導する眺望とその構成手法である。
- (2)適当でない。この解説はカスケードの説明であり,パティオは建物に囲まれた中庭型の空間である。
- (3)適当でない。この解説はビスタの説明であり,カスケードは斜面を利用した階段状の滝である。
- (4)適当。ハハアはイギリス風景式庭園で,掘割により境界を視覚的に連続させたまま区切る手法である。
引っかけ:様式・技法・解説の三つをずらして組み合わせている。イタリア=カスケード,フランス=ビスタ,スペイン=パティオ,イギリス=ハハアが本来の組である。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題A No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する