土壌(土性・三相分布・土壌水・酸性化)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年9月2日(日)実施) 問題A No.3の問題です。論点は「土壌・肥料」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土壌に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 土壌水のうち,植物が吸収利用している有効水は,土壌中の毛管孔隙を上下している毛管水と,土壌粒子表面に吸着している吸湿水である。
解き方
- 植物が吸収利用できる有効水は主に毛管水である。吸湿水は土壌粒子の表面に強く吸着されており(pF4.5程度以上),植物は吸収できない。よって(3)が適当でない。
- 壌土は砂と粘土が適度に混じり,保水性と通気性・排水性のバランスがよいので,粘土分の多い埴土より植物の生育に適する。土壌が酸性化すると活性アルミニウムがリン酸を固定し,リン酸欠乏が起こりやすい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。壌土は保水性と排水性のバランスがよく,埴土より植物の生育に適する。
- (2)適当。三相分布は固相・液相・気相の容積割合で,保水性・通気性・根の伸長に関係する。
- (3)適当でない。吸湿水は土壌粒子に強く吸着されており,植物は吸収できない。有効水は主に毛管水である。
- (4)適当。酸性土壌では活性アルミニウムがリン酸を固定し,リン酸欠乏が起こりやすい。
引っかけ:土壌水は重力水(すぐ流れ去る)・毛管水(有効水)・吸湿水(吸収できない)の3つで覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.3土壌(三相分布・土壌水・pH)
令和8年度 問題A No.4土壌改良材の種類と効果
令和7年度 問題A No.3土壌の性質(酸度矯正・容水量・土壌空気)
令和7年度 問題A No.4腐植の働き
令和7年度 問題A No.5肥料成分(窒素とカリ)
論点ページ:土壌・肥料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年9月2日(日)実施) 問題A No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する