同種固定資産の交換(交換差金の支払いあり)
これは建設業経理士2級 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 (3)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。
A工務店は、自社所有の中古のクレーン(簿価 ¥2,800,000)と交換に他社のクレーンを取得し、交換差金 ¥120,000 を現金で支払った。
A現金B当座預金C完成工事未収入金D貸倒引当金E投資有価証券F建物G機械装置H完成工事補償引当金J工事未払金K未払配当金L受取配当金M資本金N資本準備金Q利益準備金Rその他資本剰余金S完成工事高T外注費U労務費W完成工事補償引当金繰入額X投資有価証券評価損Y投資有価証券売却損
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| G | 機械装置 | 2,920,000 | G | 機械装置 | 2,800,000 |
| A | 現金 | 120,000 |
解き方
- 同種・同用途の固定資産の交換では、譲渡した資産の帳簿価額を取得した資産の取得原価とする(交換損益は認識しない)。
- 取得原価 = 譲渡資産の簿価 2,800,000 + 支払った交換差金 120,000 = 2,920,000。
- 借方 機械装置 2,920,000(新クレーン)/貸方 機械装置 2,800,000(旧クレーンの簿価)、現金 120,000。
引っかけ:クレーンは機械装置。旧クレーンの簿価をそのまま引き継ぎ、交換差金を加えるだけで、固定資産売却損益は出さない。借方と貸方に同じ「機械装置」が並ぶが、これでよい。
同じ論点の過去問
第38回 第1問 (3)土地の取得原価(付随費用の算入と営業外支払手形)
第38回 第2問 (4)総合償却の平均耐用年数(加重平均法)
第37回 第1問 (3)車両の売却(売却損・代金は翌月入金)
第37回 第2問 (2)火災による固定資産の焼失と保険金(火災損失の逆算)
第36回 第1問 (4)建物の補修(資本的支出と収益的支出)
論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第39回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する