非上場株式(投資有価証券)の実質価額の著しい下落による評価損
これは建設業経理士2級 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 (2)(配点 4点)の問題です。論点は「有価証券」(重要度C・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。
長期で保有している非上場のA社株式 3,000 株(1株当たり ¥350 で取得)について、同社の当期末における1株当たり純資産は ¥150 であったので、評価替えをする。
A現金B当座預金C完成工事未収入金D貸倒引当金E投資有価証券F建物G機械装置H完成工事補償引当金J工事未払金K未払配当金L受取配当金M資本金N資本準備金Q利益準備金Rその他資本剰余金S完成工事高T外注費U労務費W完成工事補償引当金繰入額X投資有価証券評価損Y投資有価証券売却損
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| X | 投資有価証券評価損 | 600,000 | E | 投資有価証券 | 600,000 |
解き方
- 取得原価 = 3,000 株 × 350 = 1,050,000。実質価額(1株当たり純資産で評価した額)= 3,000 株 × 150 = 450,000。
- 下落額 = 1,050,000 − 450,000 = 600,000。取得原価の 50% 以上(600,000 ÷ 1,050,000 ≒ 57%)下落しているので、著しい下落として帳簿価額を実質価額まで切り下げる。
- 長期保有の非上場株式は「投資有価証券」。借方 投資有価証券評価損 600,000/貸方 投資有価証券 600,000。
引っかけ:市場価格のない株式は時価ではなく 1株当たり純資産(実質価額)で判断する。売却していないので投資有価証券売却損(Y)ではない。金額は 1株当たりの差額 200 ではなく 3,000 株分 600,000。
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論点ページ:有価証券の要点この論点の出題実績とよくある間違い
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する