建物の補修(資本的支出と収益的支出)
これは建設業経理士2級 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 (4)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。
本社建物の補修工事を行い、その代金 ¥5,000,000 を小切手を振り出して支払った。この支出のうち、¥3,000,000 は改良に係る支出であり、残りは現状回復のために要した支出である。
A現金B当座預金C完成工事未収入金D未成工事支出金E仮払消費税F未収消費税G投資有価証券H建物J建設仮勘定K仮受消費税L未払消費税M社債N資本金Q資本準備金R利益準備金S完成工事高T社債発行費U有価証券利息W支払利息X修繕費Y社債利息
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| H | 建物 | 3,000,000 | B | 当座預金 | 5,000,000 |
| X | 修繕費 | 2,000,000 |
解き方
- 改良に係る支出 3,000,000 は資本的支出。建物の価値を高めるので建物(H)の取得原価に加える。
- 現状回復のための支出 5,000,000 − 3,000,000 = 2,000,000 は収益的支出。修繕費(X)として当期の費用にする。
- 支払いは小切手の振出しなので、当座預金(B)5,000,000 の貸方。
引っかけ:全額を建物にしたり全額を修繕費にしたりしない。「改良」=資本的支出(資産)、「現状回復」=収益的支出(費用)で分ける。本社建物なので建設仮勘定(J)や未成工事支出金(D)は使わない。
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論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第36回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 (4)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する