片持梁の曲げモーメント図
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月8日(日)実施) No.11の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す片持梁ABの点A,点C及び点Dに,それぞれ図に示すような集中荷重が同時に作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。
ただし,曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。


解答欄
正解
正解:(3) (3) の図
解き方
- 自由端Aからの距離をxとし,Aより左側の荷重で曲げモーメントを求める。A〜C(0 ≦ x ≦ l/3)ではM = P × xで,上側引張(材の上側に描く)となり,点CでPl/3となる。
- C〜Dでは下向きPと上向きPのモーメントが打ち消し合い,M = P × x − P × (x − l/3) = Pl/3で一定となる。
- D〜Bでは上向き2Pが加わり,上側引張のモーメントはPl/3 − 2P × (x − 2l/3)と減少して,x = 5l/6で0となり,固定端BではPl/3 − 2P × l/3 = −Pl/3(下側引張でPl/3)となる。
- 上側に台形(A〜Cで増加,C〜Dで一定)を描き,D〜Bの途中で0を通って下側に転じ,Bで一定部分と同じ大きさになる(3)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。C〜Dで曲げモーメントは一定となるので,点Cを頂点とする三角形にはならない。
- (2)誤り。形も誤りで,A〜Cの曲げモーメントは上側引張なので下側に描くのも誤りである。
- (3)正しい。A〜Cで上側に増加,C〜Dで一定(Pl/3),D〜Bで減少して5l/6の位置で0を通り,Bで下側にPl/3となる。
- (4)誤り。形は(3)と同じだが,上側引張と下側引張が逆に描かれている。
引っかけ:片持梁の自由端に下向き荷重が作用すると上側が引張になる。区間ごとの荷重の打ち消し合いに注意する。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月8日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する