モーメント荷重を受ける単純梁の曲げモーメント図
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.10の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す単純梁ABの点Aにモーメント荷重Mが作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。
ただし,曲げモーメントは,材の引張側に描くものとする。


解答欄
正解
正解:(1) (1) の図
解き方
- 支点Aに時計回りのモーメント荷重Mが作用すると,支点Bまわりのつり合いから RA = M/l(上向き),RB = M/l(下向き)となる。
- Aから距離xの断面の曲げモーメントは,左側の力から M(x) = M − (M/l)x となり,A端でM,B端で0の直線分布になる。
- 時計回りのモーメントを受けるA端付近では梁が下に凸にたわみ,材の下側が引張となる。したがって,下側に描いたA端で最大・B端で0の三角形の(1)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。A端でM,B端で0の直線分布で,下側が引張となる。
- (2)誤り。モーメント荷重が作用しているので曲げモーメントは0にならない。
- (3)誤り。途中で符号が変わるのはスパン内にモーメント荷重が作用する場合などであり,支点にモーメント荷重が作用する単純梁では生じない。
- (4)誤り。全長で一定となるのは両端に大きさが等しく向きが逆のモーメント荷重が作用する場合である。
引っかけ:単純梁の支点にモーメント荷重が作用すると,その支点でM,反対側の支点で0の三角形になる。引張側はモーメントの向きで判断する。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する