片持梁の曲げモーメント図
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.10の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す片持梁ABにおいて,点Aに集中荷重P及び点Cに集中荷重3Pが同時に作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。
ただし,曲げモーメントは,材の引張側に描くものとする。


解答欄
正解
正解:(2) (2) の図
解き方
- 自由端Aからの距離をxとして,左側の自由体で曲げモーメントを求める。0 ≦ x ≦ l/2 では上向きの荷重Pにより M = P·x となり,材の下側が引張となる。A端で0,C点で P·l/2(下側)である。
- l/2 ≦ x ≦ l では M = P·x − 3P(x − l/2) = −2P·x + 3P·l/2 となる。x = 3l/4 で0となり,固定端Bでは −P·l/2,すなわち材の上側が引張でその大きさは P·l/2 である。
- したがって,A端で0,C点で下側に最大,B端の手前で0となってB端では上側に値をもつ図となり,(2)が正しい。自由端Aの曲げモーメントは0なので,A端に値がある(1)は誤りである。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。自由端Aの曲げモーメントは0であり,A端に値があり固定端Bで0となる図はあり得ない。
- (2)正しい。A端0,C点で下側に P·l/2,3l/4の位置で0,固定端Bで上側に P·l/2 となる形と一致する。
- (3)誤り。2つの荷重は逆向きであり,固定端に向かって同じ側に単調に増える図にはならない。
- (4)誤り。C〜B間で符号が変わるので,全長で下側に単調に増える図にはならない。
引っかけ:自由端の曲げモーメントは必ず0。向きの違う荷重があると途中で符号が変わる。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する