令和2年度 後期 No.10論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

等変分布荷重を受ける単純梁の曲げモーメント図

これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月8日(日)実施) No.10の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す単純梁に等変分布荷重が作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。

ただし,曲げモーメントは,材の引張側に描くものとする。

上段:単純梁(左端ピン支点,右端ローラー支点)に,左端で0,右端で最大となる三角形の等変分布荷重が下向きに作用している図。下段:曲げモーメント図の選択肢4つ(いずれも梁の下側に描かれている)。1.左端から中ほどまではほぼ0で,右端に向かって曲線的に急増し,右端で最大となる図。2.左端で0,右端で最大となる直線(三角形)の図。3.両端で0となる曲線で,最大値の位置がスパン中央よりやや右側にある図。4.両端で0となる折れ線(三角形)で,頂点がスパン中央よりやや右側にある図。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) (3)の図

解き方

  1. 単純梁の曲げモーメントは両端の支点で0になる。等分布荷重なら放物線,集中荷重なら折れ線になり,等変分布荷重では3次曲線になる。
  2. スパンL,右端の荷重強さwの三角形分布荷重では,RA = wL/6,M(x) = wLx/6 − wx³/(6L)(xは左端からの距離)となる。最大値はx = L/√3 ≒ 0.58Lで生じ,Mmax = wL²/(9√3) である。
  3. 曲げモーメントは両端で0の曲線となり,最大位置は荷重の大きい右側へ寄る。下側(引張側)に描いた(3)が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. (1)誤り。左端から増加して右端で最大となる形は,片持ち梁の曲げモーメント図の形であり,単純梁の支点(右端)で0にならない。
  2. (2)誤り。右端で最大となる直線の図であり,単純梁の支点で0にならない。
  3. (3)正しい。両端で0,スパン中央よりやや右(荷重の大きい側)で最大となる曲線である。
  4. (4)誤り。折れ線の図は集中荷重が作用する場合の形で,分布荷重では曲線になる。
引っかけ:単純梁は両端の支点でM = 0。分布荷重なら曲線,集中荷重なら折れ線になる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月8日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する