平成30年度 後期 No.10論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

L形片持ち梁の曲げモーメント図

これは2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.10の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す片持ち梁に集中荷重Pが作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。

ただし,曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。

右端が壁に固定された水平材と,その左端から上方に立ち上がる鉛直材からなるL形の片持ち梁。鉛直材の上端に,右向きの水平な集中荷重Pが作用する。
選択肢(1)〜(4)の曲げモーメント図。(1):鉛直材の外側(左側)に,上端で0,下端(隅角部)で最大となる三角形。水平材の下側に,全長にわたって一定の大きさの長方形。(2):鉛直材の内側(右側)に,上端で0,下端で最大となる三角形。水平材の上側に,全長にわたって一定の大きさの長方形。(3):鉛直材の内側(右側)に,上端で0,下端で最大となる三角形。水平材は左端で上側,固定端で下側となり,途中で0となる直線分布。(4):鉛直材の外側(左側)に,上端で0,下端で最大となる三角形。水平材は左端で下側,固定端で上側となり,途中で0となる直線分布。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (1)の図

解き方

  1. 鉛直材の上端からの距離をyとすると,鉛直材の曲げモーメントは M = P・y で,上端で0,隅角部で最大のP・h(hは鉛直材の高さ)となる。荷重Pは右向きなので,鉛直材は左側(外側)が引張りになる。
  2. 水平材のどの断面でも,荷重Pまでの腕の長さは鉛直距離hで一定なので,曲げモーメントはP・hで一定となる。隅角部の外側(鉛直材の左側)の引張りに連続して,水平材は下側が引張りになる。
  3. よって,鉛直材の左側に三角形,水平材の下側に一定の長方形を描いた(1)が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。鉛直材は外側に三角形,水平材は下側に一定値のモーメント図となる。
  2. (2)誤り。引張側が逆である。鉛直材は外側(左側),水平材は下側が引張りになる。
  3. (3)誤り。水平材の曲げモーメントは一定値P・hであり,途中で0にはならない。
  4. (4)誤り。鉛直材は正しいが,水平材の曲げモーメントは一定値であり,直線的に変化しない。
引っかけ:水平力に対する水平材の腕の長さは「鉛直距離」なので,水平材の位置によらず一定になる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する