オールケーシング工法の掘削とスライム処理
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月18日(日)実施) 問題5 設問3の問題です。論点は「地業・杭」(重要度B・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から8.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値の組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。
3. 場所打ちコンクリート杭地業のオールケーシング工法において,地表面下[a]m程度までのケーシングチューブの初期の圧入精度によって以後の掘削の鉛直精度が決定される。
掘削はハンマーグラブを用いて行い,一次スライム処理は,[b]が多い場合には,沈殿バケットを用いて処理し,コンクリート打込み直前までに[c]が多い場合には,二次スライム処理を行う。
解答欄
正解
正解:(2) a 10 ― b 孔内水 ― c 沈殿物
解き方
- オールケーシング工法では,一般に地表面下10m程度までのケーシングチューブの初期の圧入精度が,以後の掘削の鉛直精度を決めるので,初期の圧入は鉛直性を確認しながら慎重に行う。
- 一次スライム処理は,孔内水が少ない場合は掘削完了後にハンマーグラブで静かに孔底のスライムを除去し,孔内水が多い場合は沈殿バケットを用いて処理する。その後コンクリート打込み直前までに沈殿物(スライム)が多い場合は,トレミー管を利用したエアリフトや水中ポンプによる二次スライム処理を行う。
- よってa 10,b 孔内水,c 沈殿物の(2)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)aが誤り。初期の圧入精度が影響するのは地表面下10m程度までである。
- (2)正しい。
- (3)a・b・cが誤り。
- (4)cが誤り。二次スライム処理は孔底の沈殿物が多い場合に行う。
- (5)bが誤り。沈殿バケットを用いるのは孔内水が多い場合である。
引っかけ:孔内水が少なければハンマーグラブ,多ければ沈殿バケットで一次処理。スライムは孔底に沈殿するもので,判定は「沈殿物」の量で行う。
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論点ページ:地業・杭の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月18日(日)実施) 問題5 設問3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する