場所打ちコンクリート杭(アースドリル工法)のスライム処理・安定液
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題4 設問1の問題です。論点は「地業・杭」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
場所打ちコンクリート杭地業のアースドリル工法において,スライム処理又は安定液についての施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,1.から4.の解答はすべて異なる内容の記述とし,気象条件による作業の中止及び保護具の使用に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
1次スライム処理は,掘削完了後に底ざらいバケットで孔底のスライムを除去し,検測テープで孔底の深さを確認する。
54 字安定液の比重・粘性・砂分・pHを掘削前と掘削中に測定し,管理値を外れた安定液は調整又は交換して孔壁の崩落を防ぐ。
安定液はコンクリートとの置換が確実に行えるよう,孔壁の保持に必要な範囲でできるだけ低比重・低粘性の配合とする。
2次スライム処理は,鉄筋かご建込み後,コンクリート打込み直前にトレミー管を用いたエアリフト等で孔底のスライムを除去する。
60 字孔内の安定液の液面は常に地下水位より高く保ち,掘削中のバケットは静かに引き上げて,サクションによる孔壁の崩落を防ぐ。
コンクリート打込み直前に孔底の深さを再度検測し,スライムの沈積があれば2次処理を行ってから打込みを開始する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- アースドリル工法は掘削孔壁の崩落防止に安定液を用いる(標仕 4.5.5(3)(ウ))。孔底に堆積したスライム等は適切に処理し,直ちに鉄筋かごを設置してコンクリートを打ち込み,打込みはトレミー工法でスライム等を巻き込まないよう連続して行う(標仕 4.5.5(3)(カ)(ク))。安定液は孔壁が崩落しないよう適切に管理する(同(コ))。
- スライム処理は,一般に,掘削完了直後に底ざらいバケットで行う1次処理と,鉄筋かご建込み後・コンクリート打込み直前にエアリフトや水中ポンプで行う2次処理がある。安定液は,一般に,比重・粘性(ファンネル粘性)・砂分・pHなどを管理し,コンクリートとの置換を考えて必要な造壁性の範囲でできるだけ低比重・低粘性とする。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題4 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する