令和3年度 問題5 設問2論点:タイル・石工事重要度 B未着手

まぐさ・庇先端下部のタイルの剥落防止

これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月17日(日)実施) 問題5 設問2の問題です。論点は「タイル・石工事」(重要度B・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

次の1.から8.の各記述において,aからeの下線部のうち最も不適当な語句又は数値の下線部下の記号とそれに替わる適当な語句又は数値との組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。

(下線部はa「…」のように,記号を付けて示す。)

2. セメントモルタルによるタイル張りにおいて,まぐさ,庇先端a「下部」など剥落のおそれが大きい箇所にb「小口」タイル以上の大きさのタイルを張る場合,径がc「0.6」mm以上のなましd「鉄線」を剥落防止用引金物として張付けモルタルに塗り込み,必要に応じて,受木を添えてe「24」時間以上支持する。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) d - ステンレス

解き方

  1. セメントモルタルによるタイル張りの引金物は,なましステンレス鋼線(SUS304)の径0.6mm以上とする(標仕 11.2.4(1)。出題当時の平成31年版も同じ)。
  2. まぐさ又はひさし先端下部に小口タイル以上の大きさのタイルを張る場合は,引金物を張付けモルタルに塗り込み,必要に応じて受木を添えて24時間以上支持する(標仕 11.2.6(4)(ア))。よって不適当なのはdの「鉄線」で,正しくは「ステンレス(鋼線)」である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)誤り。剥落のおそれが大きいのはまぐさや庇先端の下部(下面)であり,aは適当である。
  2. (2)誤り。引金物で剥落を防止するのは小口タイル以上の大きさのタイルであり,bは適当である。
  3. (3)誤り。引金物の径は0.6mm以上であり,cは適当である。
  4. (4)正しい組合せ。剥落防止用の引金物はなましステンレス鋼線(SUS304)であり,錆びる鉄線は用いない。
  5. (5)誤り。受木を添えて24時間以上支持するので,eは適当である。
引っかけ:引金物は錆による膨張や破断を避けるためステンレス。径0.6mm・24時間の数値はそのまま覚える。
現行法令との関係:標仕 令和7年版 11.2.6(4)(ア)では,引金物を用いるタイルが「小口タイル以上の大きさ」から「小口平以上の大きさ」に改められた(平成31年版は「小口タイル以上」)。大きさの考え方は同じで,引金物(なましステンレス鋼線,径0.6mm以上)と受木で24時間以上支持する規定は変わらない。この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月17日(日)実施) 問題5 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する