令和2年度 問題4 設問1論点:タイル・石工事重要度 B未着手

有機系接着剤による外壁タイル張りの留意事項

これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2021年2月21日(日)実施) 問題4 設問1の問題です。論点は「タイル・石工事」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

次の1.から4.の問いに答えなさい。

ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料(仕様,品質,保管等),作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。

1. タイル工事において,有機系接着剤を用いて外壁タイル張りを行うときの施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。

ただし,下地及びタイルの割付けに関する記述は除くものとする。

解答欄

0 / 60 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

留意事項 1 模範解答

接着剤は金ごてで平たんに塗布した後,くし目ごてを壁面に60°の角度に保ってくし目を立てる。

45 字
別解

接着剤の1回の塗布面積は,張付け可能時間内(30分程度)に張り終えられる面積とする。

裏あしのあるタイルは,くし目の方向を裏あしに対して直交又は斜めにして張り付ける。

張付け中に随時タイルをはがし,タイル裏面に接着剤が全面に付着していることを確認する。

留意事項 2 模範解答

タイルは手でもみ込んだ後,たたき板やハンマーでたたき押えるか,振動工具で加振して張り付ける。

46 字
別解

接着剤の硬化後,タイル張り面の全面をテストハンマーで打診し,浮きの有無を確認する。

化粧目地を詰める場合は,接着剤の硬化状態を確認してから目地詰めを行う。

要点(書けていたものにチェック)留意事項 1留意事項 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 標仕 11.3(有機系接着剤によるタイル張り)の外装タイル接着剤張りによる。出題当時の平成31年版 11.3.7(2)(ウ)では,接着剤の1回の塗布面積の限度は30分以内に張り終える面積とし,接着剤は金ごて等で平たんに塗布した後,所定のくし目ごてで壁面に60°の角度を保ってくし目を立てる。裏あしのあるタイルは裏あしに対して直交又は斜め方向にくし目を立てる。
  2. 1枚張りは手でもみ込んだ後,たたき板やタイル張りに用いるハンマーでたたき押えるか,振動工具で加振して張り付ける。施工後は接着剤の硬化後に全面打診を行う(標仕 11.1.5(2))。
  3. 問題文で,材料(仕様・品質・保管),作業環境(気象条件など),作業員の安全,下地,タイルの割付けに関する記述は除かれているので,気温5℃以下での施工中止や下地の乾燥・目荒しは書かない。
引っかけ:「施工中の気温」「下地の乾燥」「割付け」は除外条件に当たる。外装タイル張りでは,接着剤の使用量や塗布面積・くし目の角度など,張付けそのものの留意事項を書く。
現行法令との関係:標仕 令和7年版 11.3.5では,接着剤の1回の塗布面積の限度は「接着剤の製造所の仕様による」に改められた(平成31年版は「30分以内に張り終える面積」)。くし目ごてを壁面に60°に保つこと,裏あしとくし目の方向を平行にしないこと,たたき押え・加振で張り付けることは変わらない。記述式なので答えの方向は変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2021年2月21日(日)実施) 問題4 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する