伝熱(熱貫流率・総合熱伝達率)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.1の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
伝熱に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 熱貫流率は,壁体の熱伝達率と熱伝導率を合計したものをいう。
解き方
- 熱貫流率は,壁体の両側の空気の温度差が1Kのとき,壁体1m²を通して1時間に流れる熱量で,単位はW/(m²・K)である。
- 熱貫流率Kは,室内側・室外側の熱伝達抵抗と各層の熱伝導抵抗(厚さ÷熱伝導率)を合計した熱貫流抵抗Rの逆数(K = 1/R)であり,熱伝達率と熱伝導率を単純に足したものではない。
- よって(1)が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。熱貫流率は熱伝達抵抗と熱伝導抵抗の合計(熱貫流抵抗)の逆数であり,熱伝達率と熱伝導率の和ではない。
- (2)適当。壁表面の熱伝達は対流と放射によるので,総合熱伝達率は対流熱伝達率と放射熱伝達率の和である。
- (3)適当。中空層の熱移動は放射の割合が大きく,放射率の小さいアルミ箔を片面に貼ると放射による伝熱が減り,熱抵抗が増す。
- (4)適当。熱放射は電磁波による熱の移動であり,媒体を必要としないので真空中でも生じる。
引っかけ:熱伝導率(材料の性質,W/(m・K))と熱貫流率(壁体全体の性質,W/(m²・K))は単位も違う。抵抗を足してから逆数をとると覚える。
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論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する