令和7年度 No.12論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

長柱の座屈荷重の大小(断面と材端条件)

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.12の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す断面及び材端条件の長柱A,B及びCが中心圧縮力を受けるときの座屈荷重の大きさの大小関係を示すものとして正しいものはどれか。

ただし,柱の材質は同一のものとする。

3本の長柱。柱A:断面は一辺aの正方形,長さl,両端固定。柱B:断面は幅a×せい2aの長方形,長さ2l,両端固定。柱C:断面は一辺2aの正方形,長さ2l,両端ピン。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) B < A = C

解き方

  1. 座屈荷重は Pk = π²EI / lk² で,材質が同じなのでEは共通であり,I / lk² で比べる。座屈長さ lk は両端固定で0.5l,両端ピンでlである。
  2. A:I = a × a³ / 12 = a⁴/12,lk = 0.5 × l なので I / lk² = (a⁴/12) / (0.25l²) = a⁴ / (3l²) である。
  3. B:弱軸の I = 2a × a³ / 12 = a⁴/6,lk = 0.5 × 2l = l なので I / lk² = a⁴ / (6l²) である。
  4. C:I = (2a)⁴ / 12 = 4a⁴/3,lk = 2l なので I / lk² = (4a⁴/3) / (4l²) = a⁴ / (3l²) である。よって B < A = C となり(3)が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. (1)誤り。CはAと等しく,Bが最も小さい。
  2. (2)誤り。AとBは等しくない(BはAの1/2)。
  3. (3)正しい。B:A:C = 1/6:1/3:1/3 で,B < A = C である。
  4. (4)誤り。Bが最も小さい。
引っかけ:長方形断面は弱軸(小さいほうの断面二次モーメント)で座屈する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する