型枠の設計(荷重・許容たわみ)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.51の問題です。論点は「型枠工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
型枠の設計に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) コンクリート打込み時の側圧に対するせき板の許容たわみは,5mmとする。
解き方
- (2)が最も不適当である。型枠の設計では,コンクリート打込み時の側圧によるせき板・根太・大引など各部材のたわみ(変形量)は,一般に,それぞれ2mm程度以下を目安とし,打ち上がったコンクリートの寸法精度や表面の平たんさを確保する。せき板の許容たわみを5mmとするのは大きすぎる。
- (5)の大引のように連続して支持される部材のたわみは,一般に,単純支持と両端固定の支持条件で計算した値の平均値とするので適当である(せき板の合板は単純支持として計算する)。
- (3)は労働安全衛生規則第240条第3項第4号のとおり,(1)(4)も型枠の設計の一般的な考え方のとおりで適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。一般に,型枠の支保工以外の材料の許容応力度は,長期許容応力度と短期許容応力度の平均値とする。
- (2)適当でない。せき板の許容たわみは一般に2mm程度とし,5mmでは大きすぎる。
- (3)適当。労働安全衛生規則第240条第3項第4号により,鋼管枠以外(パイプサポート等)を支柱とする場合,設計荷重の5/100に相当する水平方向の荷重を見込む。
- (4)適当。打込み時の鉛直荷重は,固定荷重(コンクリート・鉄筋・型枠の重量)に作業荷重と衝撃荷重を加えたもので,ポンプ工法では作業荷重+衝撃荷重を1.5kN/m²とすることが多い。
- (5)適当。一般に,連続して架け渡す大引などのたわみは,単純支持と両端固定の支持条件で計算した値の平均値とする。
引っかけ:水平荷重は「鋼管枠2.5%,パイプサポート等5%」。たわみの目安は各部材2mm程度で,5mmは大きすぎる。
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論点ページ:型枠工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.51。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する