3ヒンジラーメンの水平反力
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月21日(日)実施) No.5の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す3ヒンジラーメン架構の点Cに集中荷重P1及びP2が作用したとき,支点Bに生じる水平反力HBの値の大きさとして,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:(3) HB = 4kN
解き方
- 支点A・Bはピン、点Cはヒンジである。荷重は点Cに作用するので、部材C-D-Bは両端がピン(ヒンジ)で途中に荷重がなく、反力の作用線は点Bと点Cを結ぶ直線上にある。
- 支点Aまわりのモーメントのつり合いより、VB × 8m − P1 × 4m = 0 となり、VB = 4kN × 4m ÷ 8m = 2kN(上向き)である。P2は支点Aの真上に作用するのでモーメントを生じない。
- 反力の作用線BCは水平8m・鉛直4mの傾きをもつので HB : VB = 8 : 4 となり、HB = 2kN × 2 = 4kN(左向き)である。
- 水平方向のつり合いから HA = P1 − HB = 0 となり、柱ACは鉛直力だけを伝えることとも合う。よって(3)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。水平荷重P1は部材CDBを通じて支点Bに伝わるので、HBは0にならない。
- (2)誤り。2kNは鉛直反力VBの値である。
- (3)正しい。VB = 2kN、HB = 2 × VB = 4kNである。
- (4)誤り。6kNになる力のつり合いはない。
引っかけ:荷重がヒンジ点に作用する3ヒンジラーメンでは、荷重のない側の部材の反力は「支点とヒンジを結ぶ線」の方向を向く。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月21日(日)実施) No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する