金属製折板葺き屋根(タイトフレーム・雨押え・落とし口)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.33の問題です。論点は「屋根・とい」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
金属製折板葺き屋根工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 水上部分の折板と壁との取合い部に設ける雨押えは,壁際の立上りを150mmとし,雨押えの先端に止水面戸を取り付けた。
解き方
- (3)が最も不適当である。水上部分の折板と壁との取合いでは,折板の水上端部に止水面戸を取り付けて折板の山と谷の端部をふさぎ,雨水の吹込みを防ぐ。その上を雨押えで覆い,雨押えは壁際で一般に150mm程度以上立ち上げる。
- 雨押えの先端(水下側)は折板の山に掛け,先端と折板との隙間には面戸(エプロン面戸など)を設ける。止水面戸は折板の水上端部に取り付けるもので,雨押えの先端に取り付けるとした(3)は面戸の位置が適当でない。
- (1)のタイトフレームの割付けは,建物の桁行方向の中心から両側へ行うと両端部の納まりが同一になる。(2)の受梁が大梁で切れる部分の段差には,一般にタイトフレームの板厚と同厚の添え材を用いて納め,タイトフレームを下地に確実に溶接する。(4)の軒先の落し口は,折板の底幅より小さく穿孔してテーパー付きポンチ等で押し広げ,尾垂れを付けて雨水が折板の裏面に回らないようにする。いずれも適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。割付けを桁行方向の中心から行うと,両端部の納まりが同一になる。墨出しは通りよく行う。
- (2)適当。受梁が大梁で切れる部分の段差には,タイトフレームの板厚と同厚の添え材を用いて納め,タイトフレームを確実に溶接する。
- (3)不適当。止水面戸は折板の水上端部に取り付ける。雨押えの先端は折板の山に掛け,折板との隙間にはエプロン面戸などの面戸を設ける。
- (4)適当。落し口は底幅より小さく穿孔してテーパー付きポンチで押し広げ,尾垂れを付けて雨水が裏面に回らないようにする。
引っかけ:面戸は名前と位置を対で覚える。止水面戸は折板の水上端部(山と谷の端部をふさぐ),エプロン面戸は雨押え・棟包みの先端と折板との隙間に設ける。
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論点ページ:屋根・といの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.33。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する