鉄筋コンクリート構造(柱の軸方向力・壁筋比)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.5の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄筋コンクリート構造に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 柱のじん性を確保するため,短期軸方向力を柱のコンクリート全断面積で除した値は,コンクリートの設計基準強度の1/2以下とする。
解き方
- 柱のじん性を確保するため、短期軸方向力を柱のコンクリート全断面積で除した値(平均軸方向応力度)は、コンクリートの設計基準強度の1/3以下とするのが一般的である(日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」)。
- 軸方向力が大きい柱は、曲げ降伏後の変形能力が小さく脆性的に壊れやすい。1/2以下とする(2)が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。床スラブは面内の剛性が高く、地震時に同一階の各架構の水平変位を等しく保つ役割をもつ。
- (2)不適当。短期軸方向力による平均圧縮応力度は、設計基準強度の1/3以下とする。
- (3)適当。建築基準法施行令第78条の2により、耐力壁のせん断補強筋比は直交する各方向に0.25%以上とする。
- (4)適当。梁の貫通孔は主にせん断耐力を低下させ、その低下は曲げ耐力の低下より著しい。
引っかけ:柱の軸方向応力度は Fc/3 以下。壁筋比 0.25% 以上とあわせて数値で覚える。
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論点ページ:一般構造の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する