壁タイル後張り工法(セメントモルタル)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.36の問題です。論点は「タイル・石工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
セメントモルタルによる壁タイル後張り工法に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 改良積上げ張りの張付けモルタルは,下地モルタル面に塗厚4mm程度で塗り付けた。
解き方
- 改良積上げ張りは、張付けモルタルをタイル裏面全面に平らに塗り付けて張り付ける工法で、標仕 表11.2.3 では外装タイルの張付けモルタルの塗厚を7〜10mmとしている。
- 下地モルタル面に塗厚4mm程度で塗り付けるとした(3)が不適当である。下地側に張付けモルタルを塗るのは密着張りや改良圧着張り(下地側4〜6mm)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。モザイクタイル張りの張付けモルタルは2度塗りとし、総塗厚は3〜5mmなので3mm程度は適当である。
- (2)適当。マスク張りは、ユニット裏面に厚さ4mm程度のマスク板をあて、張付けモルタルを金ごてで塗り付ける。
- (3)不適当。改良積上げ張りは、タイル裏面に張付けモルタルを7〜10mm塗り付けて張る。
- (4)適当。化粧目地詰めは、タイル張付け後24時間以上経過し、張付けモルタルの硬化を見計らって行う。
引っかけ:モルタルを塗る面は、密着張り=下地、改良圧着張り=下地+タイル、改良積上げ張り・マスク張り=タイル裏面。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版の表11.2.3から改良積上げ張りが削られ、改良圧着張りのタイル側の塗厚は1〜3mmになった(令和7年版も同じ)。改良積上げ張りの一般的な方法(タイル裏面に7〜10mm)に照らして、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:タイル・石工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.36。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する