市街地の公衆災害防止対策
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.65の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
市街地の建築工事における公衆災害防止対策に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 外部足場に設置した防護棚は,水平面となす角度を20度とし,はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。
解き方
- 防護棚(朝顔)は,骨組(外部足場)の外側から水平距離で2m以上突出させ,水平面となす角度を20度以上とする(建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事編)第28)。
- はね出し長さの基準は足場の外側からであり,建築物の外壁面から2mでは,足場の外側からの突出が足場の幅だけ不足する。
- 防護棚は,工事を行う部分の高さが地盤面から10m以上で1段以上,20m以上で2段以上設ける(同第28)。仮囲いは高さ1.8m以上(特に必要がある場合は3m)とする(同第23)。よって(3)が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。仮囲いは地盤面から高さ1.8m以上とし,特に必要がある場合は3mとする。高さ3mの鋼板製仮囲いは基準を満たす。
- (2)適当。工事を行う部分の高さが20m以上の場合,防護棚は2段以上設ける。
- (3)適当でない。防護棚のはね出しは,建築物の外壁面からではなく足場(骨組)の外側から水平距離で2m以上とする。
- (4)適当。工事用シートは,周囲のはとめを用いて,すき間やたるみが生じないように足場に緊結する。35cm間隔での緊結は適当である。
引っかけ:防護棚は「足場の外側から2m以上」「水平面と20度以上」「10m以上で1段,20m以上で2段」。
現行法令との関係:建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事編)は2019年9月に全面改正され「建築工事等編」になった。防護棚の段数・はね出し長さ・角度の基準は改正後も同じで,この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.65。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する