伝熱(中空層の熱抵抗・熱伝達)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.2の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
伝熱に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 壁体内にある密閉された中空層の熱抵抗は,中空層の厚さに比例する。
解き方
- 密閉された中空層の熱抵抗は,厚さが2〜3cm程度までは厚さとともに大きくなるが,それを超えると中空層内で対流が生じるため,ほぼ一定になる。
- したがって熱抵抗が厚さに「比例する」とした(3)が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。アルミ箔は放射率が小さいので,中空層の放射による熱移動が減り,熱抵抗が大きくなる。
- (2)適当。熱放射は電磁波による熱移動であり,媒体のない真空中でも生じる。
- (3)適当でない。中空層の熱抵抗は一定の厚さを超えると対流によりほぼ一定となり,厚さに比例しない。
- (4)適当。総合熱伝達率は対流熱伝達率と放射熱伝達率の和である。
引っかけ:固体の熱抵抗(厚さ÷熱伝導率)は厚さに比例するが,空気層は比例しない。
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→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する