平成30年度 No.27論点:型枠工事重要度 B配点 1点未着手

型枠の設計(荷重・たわみ・許容応力度)

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.27の問題です。論点は「型枠工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

型枠の設計に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) 合板せき板のたわみは,単純支持で計算した値と両端固定で計算した値の平均値とする。

解き方

  1. 型枠の構造計算では,一般に,鉛直荷重のうち固定荷重は鉄筋を含んだコンクリートの重量に型枠の重量0.4kN/m²を加えたものとし,これに作業荷重・衝撃荷重を加えて計算する。
  2. (2)が最も不適当である。せき板に用いる合板のたわみは,一般に,各支点間を単純梁として(単純支持で)計算する。単純支持で計算した値と両端固定で計算した値の平均値とするのは,根太や大引きなど,連続して支持される部材のたわみの計算方法である。
  3. 型枠のたわみは打ち上がったコンクリートの寸法精度や表面の平たんさに直接影響するので,型枠を構成する各部材それぞれの許容変形量は2mm以下を目安とするのが一般的である。(3)は適当である。
  4. 材料の許容応力度は,支保工(労働安全衛生規則の許容応力の値による)以外の材料については長期許容応力度と短期許容応力度の平均値とするのが一般的である。(1)(4)も適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。固定荷重は,鉄筋を含んだコンクリートの重量に型枠の重量0.4kN/m²を加えて計算する。
  2. (2)不適当。合板せき板のたわみは,各支点間を単純梁として計算する。単純支持と両端固定の平均値とするのは根太・大引きなどの計算方法である。
  3. (3)適当。各部材それぞれの許容変形量は2mm以下を目安とする。
  4. (4)適当。支保工以外の材料の許容応力度は,長期と短期の許容応力度の平均値とする。
引っかけ:「単純支持と両端固定の平均値」は型枠の計算で実際に使う考え方なので正しく見えるが,それは根太・大引きの場合である。せき板の合板は単純梁として安全側に計算する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する