品質管理における精度(許容差・平たんさ)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.59の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
品質管理における精度に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 鉄骨工事において,スタッド溶接後の頭付きスタッドの傾きの限界許容差は,10°以下とした。
解き方
- 頭付きスタッドの溶接後の傾きは,標仕 7.7.3で5°以内とされている。一般に用いられる鉄骨精度の基準でも,スタッドの傾きは管理許容差3°以内,限界許容差5°以内である。
- 限界許容差を10°以下とした(4)は大きすぎ,最も不適当である。
- なお,標仕(平成28年版)表6.2.5では,ビニル系床材張りの下地は「3mにつき7mm以下」であり,(3)は適当である。部材の位置の許容差は表6.2.3で±20mmである。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。プレキャストコンクリートカーテンウォール部材の取付け位置の寸法許容差のうち,目地の幅は一般に±5mmとされる。
- (2)適当。設計図書に示された位置に対する各部材の位置の許容差は±20mmである(標仕 表6.2.3)。
- (3)適当。ビニル系床材張りの下地は,平たんさ3mにつき7mm以下とする(標仕 表6.2.5)。
- (4)適当でない。スタッドの傾きは5°以内(限界許容差)であり,10°では大きすぎる。
引っかけ:スタッドの「傾き5°以内」と,打撃曲げ試験の「15°まで曲げる」を混同しないこと。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版では,表6.2.5が「コンクリートの仕上りの平たんさの種別」(a種:3mにつき7mm以下,b種:3mにつき10mm以下,c種:1mにつき10mm以下)に改められ,仕上げごとの目安の欄はなくなった(種別は特記による)。スタッドの傾き5°以内(7.7.3)と部材の位置の許容差±20mmは変わらない。この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:品質管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.59。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する