軽量鉄骨壁下地
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.38の問題です。論点は「金属工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
軽量鉄骨壁下地に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 区分記号65形のスタッド材を使用したそで壁端部は,垂直方向の補強材の長さが4.0mを超えるので,スタッド材を2本抱き合わせて溶接したもので補強した。
解き方
- 標仕 14.5.4(8)により,そで壁の端部は,14.5.4(5)(ア)の出入口等の開口部の縦枠補強材と同じ方法で,スタッドに縦枠の補強材と同材を添えて補強する。65形の縦枠の補強材は,表14.5.1により[-60×30×10×2.3(スタッドと同じ0.8mm厚の材ではない)である。
- 14.5.4(5)(ア)のなお書きにより,65形で補強材が4.0mを超える場合は,その補強材を2本抱き合わせて,端部を押さえ,間隔600mm程度に溶接等で組み立てたものを用いる。抱き合わせるのは開口部の補強材であり,スタッド材ではないので,(3)が最も不適当である。
- (1)の上部ランナーは,鉄骨梁に取り付ける場合,溶接等で固定する(標仕 14.5.4(1))。耐火被覆の後に梁に直接溶接すると被覆を傷めるので,耐火被覆の前に先付け金物を梁に取り付けておき,耐火被覆の後にその先付け金物へランナーを溶接する。記述のとおりで適当である。
- (2)はスタッドの上下をランナーに差し込み(14.5.4(2)),コンクリート壁に添え付く部分を打込みピン等で固定する(14.5.4(7))もので適当,(4)は14.5.4(3)のとおりで適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。耐火被覆の前に梁へ先付け金物を取り付けておき,耐火被覆の後に上部ランナーを先付け金物に溶接して固定する。
- (2)適当。スタッドの上下はランナーに差し込み,コンクリート壁に添え付くスタッドは打込みピン等で固定する(標仕 14.5.4(2)・(7))。
- (3)不適当。そで壁端部はスタッドに縦枠補強材と同材(65形は[-60×30×10×2.3)を添えて補強し,補強材が4.0mを超える場合はその補強材を2本抱き合わせる。スタッド材の抱き合わせではない(標仕 14.5.4(8)・(5)(ア))。
- (4)適当。振れ止めは床面ランナー下端から約1.2mごとに設け,上部ランナー上端から400mm以内に位置するものは省略できる(標仕 14.5.4(3))。
引っかけ:「4.0mを超える場合は2本抱き合わせ」という数値は正しいが,抱き合わせる材が違う。補強に使うのは開口部の補強材(65形は[-60×30×10×2.3)で,スタッド材ではない。先付け金物は,耐火被覆を傷めずにランナーを溶接するために耐火被覆の前に取り付けておくものである。
現行法令との関係:出題当時の標仕(平成28年版)では14.5.4(e)(1)・(h),令和7年版では14.5.4(5)(ア)・(8)に同じ内容が定められている。令和7年版では開口部の補強は「特記がなければ」この方法によるとされたが,この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:金属工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.38。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する