令和7年度 問題5 設問1論点:配管の施工重要度 A未着手

給排水衛生設備工事の留意事項(洗面器の設置高さ・地中埋設管の離隔・給水管の水圧試験・ライニング鋼管の切断)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題5 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の(1)〜(4)に関する留意事項を、それぞれ解答欄の(1)〜(4)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。

【問題5】鉄筋コンクリート造3階建ての新築事務所ビルの給排水衛生設備工事で、その設備概要が次のとおりである場合、設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。

【設備概要】

給水方式:水道直結増圧方式

配管:屋内 給水管 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VA)、汚水管 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管、雑排水管 配管用炭素鋼鋼管(白)

配管:屋外(地中) 給水管 水道用ポリエチレン二層管、排水管 硬質ポリ塩化ビニル管

衛生器具:洗面器、便器類

(1) 便所の洗面器の設置高さに関する留意事項

(2) 屋外地中埋設給水管と屋外地中埋設排水管の離隔に関する留意事項

(3) 屋内給水管の水圧試験に関する留意事項

(4) 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VA)の切断に関する留意事項

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) 便所の洗面器の設置高さに関する留意事項 模範解答

洗面器は床面から前縁上端までの高さを750〜800mm程度とし、同じ便所内の洗面器は高さをそろえて取り付ける。

55 字
別解

車椅子使用者用の洗面器は、床面から前縁上端まで750mm程度とし、下部に膝が入る空間を確保する。

取付け前に壁の下地に取付け高さを墨出しし、洗面器の前縁上端が床面から750〜800mmになるよう固定する。

(2) 屋外地中埋設給水管と屋外地中埋設排水管の離隔に関する留意事項 模範解答

給水管と排水管を平行して埋設する場合は、水平間隔を500mm以上とし、給水管を排水管の上方に埋設する。

51 字
別解

給水管と排水管が交差する場合は、給水管を排水管の上方に埋設して、排水が給水管に浸入しないようにする。

両配管の水平の実間隔は500mm以上離し、給水管が排水管より上になるように深さを決める。

(3) 屋内給水管の水圧試験に関する留意事項 模範解答

試験圧力は1.75MPa以上とし、60分以上保持して圧力の降下や漏れがないことを確認する。保温・隠ぺいの前に行う。

57 字
別解

水道事業者の規定に従って水圧試験を行い、規定がなければ1.75MPa以上で60分以上保持して漏れを確認する。

試験は配管の隠ぺい・保温の前に行い、試験圧力は配管の最下部で1.75MPa以上として60分以上保持する。

(4) 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VA)の切断に関する留意事項 模範解答

帯のこ盤やねじ切機搭載形自動丸のこ機で管軸に直角に切断し、パイプカッターやガス切断は使わない。

47 字
別解

切断は帯のこ盤などで行い、切断後はスクレーパー等で内面の面取りをして、ライニング層を傷めないようにする。

高速砥石やガス切断は熱でライニングを傷めるので使わず、管軸に直角に切断してから内面の面取りをする。

要点(書けていたものにチェック)(1) 便所の洗面器の設置高さに関する留意事項(2) 屋外地中埋設給水管と屋外地中埋設排水管の離隔に関する留意事項(3) 屋内給水管の水圧試験に関する留意事項(4) 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VA)の切断に関する留意事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. (1) 公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)の「衛生器具の取付け高さ」では、洗面器の標準取付け高さは床面より前縁上端まで750〜800mm、車椅子使用者用は750mmである(標準値であり、設計図書に指定があればそれによる)。
  2. (2) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.7.1により、給水管と排水管が平行して埋設される場合には、原則として両配管の水平実間隔を500mm以上とし、かつ給水管は排水管の上方に埋設する。両配管が交差する場合も給水管を上方とする。排水管からの漏水による給水の汚染を防ぐためである。
  3. (3) 水道直結増圧方式では、建物内の給水管も給水装置にあたるので、水道事業者の定める試験による。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.9.3では、規定がない場合、給水装置に該当する管の試験圧力は1.75MPa以上、保持時間は最小60分とし、試験圧力は配管の最下部におけるものとする。試験は隠ぺい・保温の前に行う(同第2編2.9.1)。
  4. (4) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.5.1により、塩ビライニング鋼管は帯のこ盤又はねじ切機搭載形自動丸のこ機等で切断し、パイプカッターによる切断は禁止する。切断後は適正な内面の面取りを施す。パイプカッターは管端が内側に絞られてライニングがはがれ、ガス切断や高速砥石は熱でライニング層を傷める。
引っかけ:ただし書きで工程管理・安全管理は除かれている。(3) は直結増圧方式なので給水装置として1.75MPa以上(ポンプの全揚程の2倍・0.75MPa以上はポンプ以降の配管の値)。(4) はパイプカッター禁止が定番。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題5 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する