ドレン配管・通気管取り出し・配管吊り・保温外装の施工要領図(理由又は改善策)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年11月19日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(6)〜(9)に示す図について、適切でない部分の理由又は改善策を具体的かつ簡潔に記述しなさい。
【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。




解答欄
正解
ドレンアップ配管をドレン管の下側に接続しているので、排水が屋内機へ逆流する。ドレン管の上部に接続する。
51 字ドレンアップ配管は、ドレン横管の上部(管の頂部)から接続し、横管の排水が屋内機側へ逆流しないようにする。
下側から接続すると横管の排水が屋内機に戻るので、ドレンアップ配管は立ち上げたあとドレン管の上部に接続する。
ドレンアップ配管は屋内機の近くで1回で立ち上げ、その後は1/100以上の下り勾配でドレン管の上部に接続する。
通気管を排水横走り管から水平に取り出しているので、排水が通気管に流れ込む。垂直ないし45°以内で取り出す。
53 字通気管は、排水横走り管の管頂部から垂直又は45°以内の角度で取り出し、水平に取り出さない。
水平に取り出すと排水が通気管に入り、汚物で詰まって通気ができなくなるので、管の上部から上向きに取り出す。
下の給水管を上の給水管から吊っている(共吊り)。下の給水管も吊りボルトでスラブから単独で吊る。
47 字配管から配管を吊ると上の管と吊り金物に過大な荷重がかかるので、それぞれの給水管を吊りボルトで個別に吊る。
2本の給水管は、スラブから吊った形鋼の吊り架台に、それぞれUボルトで固定して支持する。
立て管のテープを上方から下方へ巻いているので、重ね目に水やほこりが入る。下方から上方へ巻き上げる。
49 字立て管のテープ巻きは、配管の下方より上向きに巻き上げ、重ね幅は15mm以上とする。
上から巻くと重ね目が上向きに開いて水が入り、テープもずれ落ちやすいので、下から上へ巻き上げる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (6) 屋内機のドレンアップ配管は、ドレンポンプで排水を持ち上げ、ドレン横管へ流し込むための配管である。図ではドレンアップ配管がドレン管の下側から接続されているため、横管を流れる排水がドレンアップ配管に落ち込み、ポンプ停止時に屋内機のドレンパンへ逆流してあふれるおそれがある。また、図のドレンアップ配管は一度立ち上げたあと水平に振り、もう一度立ち上げているので、横引き部分に排水がたまる。ドレンアップ配管は屋内機の近くで製造者の指定する高さ以内に1回で立ち上げ、その後は下り勾配をとってドレン管の上部から接続する。ドレン管の勾配は1/100以上とする(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.6.1(4))。
- (7) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.8(9)では、通気管は排水横枝管等より垂直ないし45°以内の角度で取り出し、水平に取り出してはならないとしている。図の通気管は雑排水横走り管の中心の高さから水平に取り出しているので、排水が通気管に流れ込み、汚れが付いて詰まり、通気の働きを失う。
- (8) 図では、下の給水管を上の給水管に付けた吊りバンドから吊っている(共吊り)。上の配管には自分の重さに加えて下の配管と水の重さがかかり、たわみや支持金物の破損、地震時の揺れの原因になる。配管は吊りボルトでスラブ(インサート)から1本ずつ吊るか、形鋼の架台を設けて支持する。塩ビ管・鋼管などの吊り間隔は管の種類と呼び径ごとに決められている。
- (9) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編3.1.3(6)(7)では、テープ巻きは配管の下方より上向きに巻き上げ、重ね幅はテープ状のもので15mm以上としている。上から下へ巻くと、重ね目が上向きに開いて水やほこりが入りやすく、テープも下へずれやすい。
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令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年11月19日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する