地中埋設排水管(硬質ポリ塩化ビニル管)の施工の留意事項(根切り・敷設・プラスチック製ます・埋戻し)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題5 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の(1)〜(4)に関する留意事項を、それぞれ解答欄の(1)〜(4)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
【問題5】屋外の地中埋設排水管を硬質ポリ塩化ビニル管(接着接合)にて施工する場合、次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
(1) 埋設配管の根切りに関する留意事項
(2) 埋設配管の敷設に関する留意事項
(3) プラスチック製ますを設置する場合の留意事項
(4) 埋設配管の埋戻しに関する留意事項
解答欄
正解
根切りは管の接合作業ができる幅とし、根切り底は管の下端より100mm程度深く掘って、所定の勾配に合わせて平らにする。
58 字根切り底の石やがれきを取り除き、軟弱な部分は砂などに置き換えて突き固め、管の不同沈下を防ぐ。
土かぶりが車両の通る所で600mm以上、その他で300mm以上確保できる深さまで根切りする。
根切り底に山砂を敷いて突き固め、管は下流側から上流側へ、受口を上流側に向けて所定の勾配で敷設する。
49 字管の勾配は呼び径100で1/100以上など管径に応じて確保し、水糸や水準器で確かめながら凹凸がないよう敷設する。
給水管と平行に埋設するときは水平間隔を500mm以上とり、排水管を給水管より下に敷設する。
接着接合は受口と差口の汚れを拭き取り、接着剤を薄く均一に塗って標線まで差し込み、しばらく保持する。
ますの底は砂利や砂を敷いて突き固め、ますを水平・垂直に据え付けて、管と専用の接着剤で確実に接合する。
50 字ますは管の起点、合流点、方向や管径が変わる箇所に設け、直線部では管内径の120倍以内ごとに設ける。
車両が通る場所では鋳鉄製の防護ふたを用い、ます本体に荷重がかからないようにする。
ますの立上り部は地盤の高さに合わせて切断し、ふたが地表面と同じ高さになるよう調整する。
管の周囲は山砂で埋め戻し、管の中心線程度まで十分に充填して突き固めた後、良質土を約300mmごとに締め固める。
55 字埋戻し土には石やコンクリート塊を混ぜず、管の上部は機械で直接転圧せず人力で突き固めて、管を傷めないようにする。
管の下側や側部に空げきが残らないよう、管の両側を均等に埋め戻し、管が移動しないようにする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) 地中配管の根切りは、必要な勾配を保持でき、管の接合が容易に行える掘削幅・深さとする(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編4.2.1(1)(ウ))。塩ビ管の排水管は、呼び径300以下で根切り底を管の下端より100mm程度深く根切りし、砂などを敷き込んで突き固める(同第2編2.7.1(6))。埋設深さは、車両道路では管の上端より600mm以上、それ以外では300mm以上とする(同第2編2.7.2)。
- (2) 排水管は下流側から上流側に向かって、受口を上流側に向けて敷設する。勾配は管径に応じてとり(屋内の基準で呼び径75・100は1/100以上)、逆勾配やたるみがないようにする。給水管と平行に埋設するときは水平間隔を500mm以上とし、給水管を排水管の上方にする(同第2編2.7.1(1))。接着接合は、受口・差口を清掃し、専用の接着剤を薄く均一に塗って標線まで差し込み、戻らないよう保持する。
- (3) プラスチック製ますは、JSWAS K-7「下水道用硬質塩化ビニル製ます」によるもので(同第5編1.8.5.2)、底部を砂・砂利で突き固めて水平に据え付け、管とは専用の接着剤で接合する。ますは排水管の起点、合流点、方向・管径・勾配が変わる箇所に設け、直線部でも管内径の120倍以内ごとに設ける(SHASE-S206「給排水衛生設備規準」)。荷重のかかる所は防護ふたとする。
- (4) 塩ビ管を埋設するときは、管を傷めないよう山砂の類で管の周囲を埋め戻した後、掘削土の良質土で埋め戻す(同第2編2.7.1(5))。管が移動しないよう管の中心線程度まで埋め戻して十分に充填した後、所定の埋戻しを行う(同第2編2.7.1(6))。締固めは一層ごと(300mm程度)に行う。
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令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題5 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する