ダクトの板厚・フレキシブルジョイント・洗面器の取付け・風量測定口・MDジョイント(○×)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年11月19日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の(1)〜(5)の記述について、適当な場合には○を、適当でない場合には×を記入しなさい。
【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
(1) 低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトの板厚と同じとしてよい。
(2) フレキシブルジョイントは、温水配管の熱収縮を吸収するために使用する。
(3) 洗面器を軽量鉄骨ボード壁に取り付ける場合は、ボードに直接バックハンガーを取り付ける。
(4) 送風機の接続ダクトに風量測定口を設ける場合は、送風機の吐出し口の直後に取り付ける。
(5) 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続には、排水鋼管用可とう継手(MDジョイント)を使用する。
解答欄
正解
| (1) | ○ |
|---|---|
| (2) | × |
| (3) | × |
| (4) | × |
| (5) | ○ |
解き方
- (1) は○。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編1.14.3.5(表3.1.14)では、長方形ダクトはアングルフランジ工法ダクトとコーナーボルト工法ダクト(共板フランジ工法・スライドオンフランジ工法)に分けるが、低圧ダクトの最小板厚は工法によらず同じ表で、長辺450mm以下0.5mm、450mmを超え750mm以下0.6mm、750mmを超え1,500mm以下0.8mmである。コーナーボルト工法ダクトは長辺1,500mm以下に使う。
- (2) は×。フレキシブルジョイントは、ポンプや機器の振動を配管に伝えないため、また地震や建物の揺れによる変位を吸収するために使う。温水配管の熱による伸縮は、伸縮管継手(スリーブ形・ベローズ形)やスイベル継手(エルボの組合せ)で吸収する。
- (3) は×。軽量鉄骨ボード壁のボードは、洗面器の重さや使用時に手をつく荷重を支えられない。壁の中にアングル加工材や堅木材の当て木などの補強材を取り付け、バックハンガーはその補強材に固定する(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編2.1.1(1)(ウ))。
- (4) は×。送風機の吐出し口の直後は気流が乱れていて風速が一様でないため、正しい風量が測れない。風量測定口は、気流が整った直管部(送風機やエルボ・分岐から十分に離れた位置)に設ける。2級管工事施工管理技術検定の第一次検定(平成29年度・令和3年度前期・令和4年度後期)でも、同じ趣旨の記述が「適当でないもの」として出題されている。
- (5) は○。排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、ねじ接合のほか、排水鋼管用可とう継手(MDジョイント)で接続する(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.5.2.1(2)・2.5.6)。MDジョイントはゴム輪で水密を保ち、管端の防食も兼ねる。
引っかけ:(2) の「フレキシブルジョイント」と「伸縮管継手」の役割の違いがよく問われる。フレキシブルジョイントは振動・変位の吸収、伸縮管継手は熱伸縮の吸収である。
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→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年11月19日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する