屋外埋設の給水管(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)の留意事項(埋設深さ・排水管との離隔・水圧試験・埋戻し)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
給水管(水道用硬質ポリ塩化ビニル管、接着接合)を屋外埋設する場合、次の(1)〜(4)に関する留意事項を、それぞれ解答欄の(1)〜(4)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
(1) 管の埋設深さに関する留意事項
(2) 排水管との離隔に関する留意事項
(3) 水圧試験に関する留意事項
(4) 管の埋戻しに関する留意事項
解答欄
正解
埋設深さは管の上端から、車両道路では600mm以上、それ以外では300mm以上とし、寒冷地では凍結深度以上とする。
57 字凍結のおそれがある地域では、管の上端が凍結深度より深くなるように埋設し、管内の水の凍結を防ぐ。
車両が通る場所で所定の深さがとれない場合は、さや管やコンクリートで防護して、上からの荷重から管を守る。
排水管と平行に埋設する場合は水平間隔を500mm以上とし、給水管は排水管の上方に埋設する。
45 字給水管と排水管が交差する場合は、給水管を排水管の上方に通して、排水による汚染を防ぐ。
排水ますとも十分な間隔をとり、給水管が排水管や排水ますの下を通らないように配管する。
水圧試験は埋戻し前に行い、給水装置は1.75MPa以上の圧力で60分以上保持し、圧力降下や漏れがないことを確認する。
58 字接着剤が十分に硬化してから管内の空気を抜いて水を満たし、配管の最下部で試験圧力になるよう加圧する。
水道事業者の規定がある場合はそれに従い、試験圧力に耐えない弁や機器は切り離して試験する。
管の周囲は石やがれきを除いた山砂で埋め戻して十分に突き固め、その上を掘削土の良質土で埋め戻す。
47 字埋戻しの途中、地表から150mm程度の深さに埋設表示用テープを敷設し、後の掘削で管を傷つけないようにする。
管が移動しないよう管の両側を均等に締め固め、管の直上を重機で直接転圧しないようにする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.7.2:管の地中埋設深さは、車両道路では管の上端より600mm以上、それ以外では300mm以上とし、寒冷地では凍結深度以上とする。
- (2) 同第2編2.7.1:給水管と排水管が平行して埋設される場合は、原則として両配管の水平実間隔を500mm以上とし、給水管は排水管の上方に埋設する。交差する場合も給水管は排水管の上方に埋設する。給水管に排水が入り込む汚染を防ぐためである。
- (3) 同第2編2.9.1・2.9.3:試験は埋戻しの前に行う。水道事業者や規格類に規定がない給水管は、保持時間を最小60分、試験圧力は配管の最下部の値とし、給水装置に該当する管は1.75MPa以上とする。硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合は、接着剤が硬化する前に圧力をかけると抜け出すおそれがあるので、硬化を待ってから試験する。
- (4) 同第2編2.7.1:コンクリート管以外の管を地中埋設する場合は、管や被覆を傷めないよう山砂の類で管の周囲を埋め戻した後、掘削土の良質土で埋め戻す。管を埋め戻す場合は、土被り150mm程度の深さに埋設表示用テープを埋設する(排水管は除く)。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する