平成30年度 問題4 設問5論点:工程管理重要度 A未着手

タクト工程表が適している作業

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題4 設問5の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

タクト工程表は、どのような作業に適しているか簡潔に記述しなさい。

【問題4】2階建て建物の新築において、1階と2階の設備工事の作業が下記の表及び施工条件のとおりのとき、次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記述しなさい。

〔施工条件〕

① 先行する作業と後続する作業は、並行作業はしないものとする。

② 工事は最早で完了させるものとし、同一作業は、1階の作業が完了後、すぐに2階の作業に着手する。

③ 器具取付けは、建築仕上げ工事の後続作業とする。

④ 建築仕上げ工事は、階ごとに3日を要するものとする。

⑤ 土曜日、日曜日は、現場での作業を行わないものとする。

〔設問1〕バーチャート工程表の作業名欄に作業順に2階部分の作業名を、また、工事比率欄に当該作業の工事比率を記入し、バーチャート工程表を完成させなさい。ただし、建築仕上げは日数のみを確保し、作業名欄には記入しない。

〔設問2〕工事全体の累積出来高曲線を記入しなさい。ただし、各作業の出来高は、作業日数内において均等とする。

〔設問3〕各作業の完了日ごとに累積出来高の数字を累積出来高曲線の直近に記入しなさい。

〔設問4〕2階部分のタクト工程表を完成させなさい。

〔設問5〕タクト工程表は、どのような作業に適しているか簡潔に記述しなさい。

作業名1階部分 作業日数1階部分 工事比率2階部分 作業日数2階部分 工事比率
準備・墨出し1日2%1日2%
配管5日20%5日20%
水圧試験2日6%2日6%
保温2日6%2日6%
器具取付け2日10%2日10%
試運転調整2日6%2日6%
解答用のバーチャート工程表とタクト工程表。左から階(1階・2階)、作業名、工事比率(%)の欄、その右に日付1〜30の欄、右端に累積比率(%)の目盛り(0〜100、10ごと)がある。日付の上に曜日があり、1月・2火・3水・4木・5金・6土・7日・8月・9火・10水・11木・12金・13土・14日・15月・16火・17水・18木・19金・20土・21日・22月・23火・24水・25木・26金・27土・28日・29月・30火。土曜日・日曜日(6・7、13・14、20・21、27・28)の列は網掛け。1階の欄は記入済みで、準備・墨出し(2%)が1日、配管(20%)が2〜5日と8日(6・7日は破線)、水圧試験(6%)が9〜10日、保温(6%)が11〜12日、器具取付け(10%)が18〜19日、試運転調整(6%)が22〜23日にバーで示されている。2階の欄(6行)は作業名・工事比率・バーとも空欄。累積出来高曲線は、1日の始め(0)から1日の終わり(2)までの線分だけが記入されている。下段のタクト工程表は縦軸が1階・2階で、1階の線は、1日に墨出し、2〜8日に配管(6・7日は点線)、9〜10日に試験、11〜12日に保温、13〜17日に建築仕上げ(点線)、18〜19日に器具取付け、20〜21日は点線、22〜23日に調整の順に矢印でつながっている。1階の墨出しの終わり(1日の終わり)から2階へ線が上がり、2階の墨出しが2日に記入されている。

解答欄

0 / 60 字

本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

設問5 タクト工程表が適している作業 模範解答

高層建物の基準階のように、同じ作業が各階で繰り返される工事を、階ごとに一定の周期で進める場合に適する。

51 字
別解

集合住宅や事務所ビルの各階の設備工事など、同じ作業を階ごとに順に繰り返す作業の工程管理に適している。

階ごとの作業の流れと他職種との取合いが一目で分かるため、複数の階で同じ手順の作業を繰り返す工事に適する。

要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. タクト工程表は、縦軸に階(工区)、横軸に日をとり、各階の作業を矢印でつないで表す工程表である。同じ作業が階ごとに一定の周期(タクト)で上の階へ移っていく様子が一目で分かる。
  2. このため、高層建物の基準階や集合住宅のように、各階で同じ作業を繰り返す工事に適している。作業の流れや他職種(建築仕上げなど)との取合い、工程の遅れが階ごとに把握しやすい。
  3. 一方、作業が1回きりで階ごとの繰返しが少ない工事や、作業の数が多く複雑な工事では、各作業の関係や余裕を表しにくいため、ネットワーク工程表の方が向いている。
引っかけ:「バーチャート工程表の特徴(作業日数が分かりやすい)」や「ネットワーク工程表の特徴(クリティカルパスが分かる)」と混同しない。タクト工程表は「同じ作業の繰返し(各階)」がキーワード。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題4 設問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する