平成30年度 問題2論点:機器の据付け重要度 B未着手

空調用渦巻ポンプの据付けの留意事項(配置・基礎・設置レベルの調整・アンカーボルト)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「機器の据付け」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

空調用渦巻ポンプを据え付ける場合の留意事項を解答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。

記述する留意事項は、次の(1)〜(4)とし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。

(1) 配置に関する留意事項

(2) 基礎に関する留意事項

(3) 設置レベルの調整に関する留意事項

(4) アンカーボルトに関する留意事項

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) 配置に関する留意事項 模範解答

ポンプの周囲に保守点検・分解のためのスペースを確保し、吸込み配管が短く曲がりが少なくなる位置に配置する。

52 字
別解

冷却水ポンプは冷却塔の水位より低い位置に置き、吸込み側が正圧(押込み)となるようにしてキャビテーションを防ぐ。

羽根車の引抜きや電動機の交換ができるよう、ポンプの周囲と軸方向に点検・搬出のための通路を確保する。

(2) 基礎に関する留意事項 模範解答

基礎はコンクリート製で床仕上げ面から高さ300mm以上とし、打設後10日間は荷重をかけない。

46 字
別解

基礎の周囲に排水溝と排水目皿を設け、グランドパッキンからの漏水や結露水を呼び径25以上の排水管で排水する。

防振基礎とする場合は、地震時の移動・転倒を防ぐストッパーを設け、ストッパーの接触面に緩衝材を取り付ける。

基礎の表面は金ごて押さえ又はモルタル塗りとし、据付け面を水平に仕上げる。

(3) 設置レベルの調整に関する留意事項 模範解答

共通ベースの下にライナーを入れて水準器で水平を確かめ、その後カップリング部でポンプと電動機の軸心を合わせる。

54 字
別解

カップリングの外周の段差と面間のすき間を、すきまゲージやダイヤルゲージで測り、軸心のずれを許容値内に調整する。

レベル調整後、ベースと基礎のすき間にモルタルを充填して固定し、配管を接続した後に軸心を再確認する。

(4) アンカーボルトに関する留意事項 模範解答

アンカーボルトは耐震計算で径・本数を決め、基礎の縁から100mm以上離して設け、ダブルナットで締め付ける。

53 字
別解

箱抜きアンカーとする場合は、レベル調整後に箱抜き穴へ無収縮モルタルを充填し、十分に硬化してからナットを締め付ける。

ナットは均等に締め付け、締付け後にねじ山が3山程度出る長さのボルトを用いて、緩み止めの措置をする。

要点(書けていたものにチェック)(1) 配置に関する留意事項(2) 基礎に関する留意事項(3) 設置レベルの調整に関する留意事項(4) アンカーボルトに関する留意事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. (1) 機器の据付けに際し、維持管理に必要なスペースを確保する(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版第3編2.1.1(1))。渦巻ポンプは吸込み側の抵抗が大きいとキャビテーションを起こしやすいので、吸込み配管はできるだけ短く、曲がりを少なくし、空気だまりができないようにする。開放回路の冷却水ポンプは冷却塔の水位より低い位置に置き、押込みとする。
  2. (2) 基礎はコンクリート基礎とし、打設後10日間以内に荷重をかけない。表面は金ごて押さえ又はモルタル塗りとし、据付け面を水平に仕上げる(同第3編2.1.1(3))。基礎の高さは、ポンプの標準基礎で300mm以上、防振基礎で150mm以上(公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)令和7年版「基礎施工要領(一)」「基礎施工要領(四)」)。ポンプ本体が結露する場合や軸封がグランドパッキンの場合は、基礎にポンプ周囲の排水溝と排水目皿を設け、呼び径25以上の排水管で排水する(同第3編2.1.19(2))。防振基礎にはストッパーを設ける(同第3編2.1.1(3)(イ))。
  3. (3) ポンプは、共通ベースが基礎上に水平になるように据え付け、その後、軸心の調整を行う(同第3編2.1.19(5))。水平はベースの下にライナー(くさび)を入れて調整し、水準器で確認する。軸心はカップリングの外周の段差と面間のすき間を測って合わせ、配管接続後にも配管の荷重で狂っていないかを確かめる。
  4. (4) 機器は地震力により転倒・横滑りしないように基礎に固定する(同第3編2.1.1(5))。アンカーボルトは設計用水平震度などから径・本数を決め、公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)令和7年版「基礎施工要領(一)」のとおり基礎の縁から100mm以上の位置に設けてダブルナットで締め付ける。取付け方法は埋込アンカー又は箱抜きアンカーとし、箱抜きの場合は充填したモルタルが硬化してから締め付ける。
引っかけ:(3) は「水平の調整 → 軸心(芯出し)の調整」の順。軸心を先に合わせてもベースの水平を直すとずれる。(2)(4) は数値(基礎の高さ300mm・養生10日間・縁から100mm)を入れると具体的になる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する