令和6年度 問題1 設問2論点:排水・通気設備重要度 B未着手

排水・通気設備系統図の改善策

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「排水・通気設備」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

下図に示す排水・通気設備系統図について、適切でない部分のうち、2箇所の改善策を解答欄の①と②に記述しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

排水・通気設備系統図。地上4階・地下1階の建物で、1階床(1FL)の少し下に地盤面(GL)がある。2FL・3FL・4FLの各階に排水横枝管(実線)があり、左端に掃除口、続いて洋風大便器2個と洗面器2個(4階は大便器・大便器・洗面器・洗面器、2階・3階は洗面器・洗面器・大便器・大便器の順)が接続され、右端で排水立て管に流れ込む。排水立て管は4階の排水横枝管との合流点が頂部で、その上には延びていない。排水立て管は1階を下り、地下1階の天井付近で45°に曲がって排水横主管となり、管端に掃除口(栓)がある。排水横主管は左へ向かい、建物外に出て「インバート桝に放流」となっている。各階の排水横枝管からは、最上流の器具(掃除口の次の器具)のすぐ下流の位置から通気管(破線)が立ち上がり、その階の天井付近を横に走って通気立て管に接続されている。通気立て管は屋上(RFL)を貫通し、屋上の囲いの中で横に曲がって「大気に開放」されている。通気立て管の下端は1階で45°に曲がって、2階の排水横枝管より下の位置で排水立て管に接続されている。地下1階(B1FL)では、洗面器2個と大便器2個の排水横枝管(右端に掃除口)が左へ流れ、排水槽の天井から槽内に流れ込む。この排水横枝管の大便器と大便器の間から通気管(破線)が立ち上がり、1階の天井付近(2FLのすぐ下)で通気立て管に接続されている。排水槽の天井からも通気管(破線)が1本立ち上がり、地下1階の天井付近を横に走って、地下1階の排水横枝管から立ち上がる通気管に接続されている。排水槽の底は、汚物用水中モーターポンプ2台を置いた釜場に向かって下がっている。2台のポンプの吐出し管は、それぞれ逆止め弁(下)と仕切弁(上)を経て立ち上がり、地下1階の天井付近で45°に曲がって排水横主管に下から接続されている。図中の文字:大気に開放、RFL、洋風大便器、洗面器、4FL、通気立て管、掃除口、3FL、2FL、排水横枝管、1FL、GL、インバート桝に放流、排水横主管、仕切弁、逆止め弁、B1FL、汚物用水中モーターポンプ、排水槽。

解答欄

0 / 60 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

① 改善策 模範解答

排水槽の通気管は、他の通気管に接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する。

38 字
別解

排水ポンプの吐出し管は、建物内の排水横主管に接続せず、単独で屋外のインバート桝まで配管する。

排水立て管の頂部を伸頂通気管として延長し、通気立て管と接続するか、単独で大気に開放する。

② 改善策 模範解答

排水ポンプの吐出し管は、建物内の排水横主管に接続せず、単独で屋外のインバート桝まで配管する。

46 字
別解

排水立て管の頂部を伸頂通気管として延長し、通気立て管と接続するか、単独で大気に開放する。

排水槽の通気管は、他の通気管に接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する。

要点(書けていたものにチェック)① 改善策② 改善策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 排水槽の通気管:図では、排水槽の天井から出た通気管が地下1階の排水横枝管の通気管につながり、通気立て管を経て大気に開放されている。排水槽はポンプの運転で水位が急に下がると槽内が負圧に、流入で水位が上がると正圧になり、他の通気管とつなぐと通気系統の圧力を乱してトラップの封水を損なったり、槽内の臭気が他の系統へ流れたりする。排水槽の通気管は他の通気管と接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する(空気調和・衛生工学会規格SHASE-S 206給排水衛生設備規準)。
  2. ポンプの吐出し管:図では、汚物用水中モーターポンプ2台の吐出し管が、地下1階の天井付近で重力式の排水横主管に接続されている。ポンプの圧送水が重力排水の横主管に入ると、管内の流れを妨げたり圧力を上げたりして、上階からの排水が流れにくくなり、器具からの逆流や封水の吹出しの原因になる。ポンプの吐出し管は単独で屋外の排水桝まで配管し、桝で重力排水と合流させる。
  3. 伸頂通気管:図では、排水立て管は4階の排水横枝管との合流点で終わっていて、上に延びていない。排水立て管の頂部は管径を縮小せずに伸頂通気管として延長し、通気立て管に接続するか単独で大気に開放する。立て管の頂部が閉じていると、排水が流下するときに管内の空気が補給されず負圧が大きくなり、トラップの封水が吸い出される。
  4. 逆止め弁がポンプ側、仕切弁がその上(下流)にある弁の順序、通気立て管の下端を最低位の排水横枝管より下で排水立て管に接続していること、各階の通気管を最上流の器具のすぐ下流から取り出し、器具のあふれ縁より高い位置で通気立て管に接続していることは適切である。
引っかけ:「適切でない部分のうち2箇所」なので、排水槽の通気管、ポンプの吐出し管の接続先、伸頂通気管が無いことのうち2つを書けばよい。逆止め弁と仕切弁の順序(ポンプ側が逆止め弁)は図のとおりで正しい。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する