排水・通気設備系統図の改善策
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「排水・通気設備」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す排水・通気設備系統図について、適切でない部分のうち、2箇所の改善策を解答欄の①と②に記述しなさい。
【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

解答欄
正解
① 改善策 模範解答
排水槽の通気管は、他の通気管に接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する。
38 字別解
排水ポンプの吐出し管は、建物内の排水横主管に接続せず、単独で屋外のインバート桝まで配管する。
排水立て管の頂部を伸頂通気管として延長し、通気立て管と接続するか、単独で大気に開放する。
② 改善策 模範解答
排水ポンプの吐出し管は、建物内の排水横主管に接続せず、単独で屋外のインバート桝まで配管する。
46 字別解
排水立て管の頂部を伸頂通気管として延長し、通気立て管と接続するか、単独で大気に開放する。
排水槽の通気管は、他の通気管に接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する。
要点(書けていたものにチェック)① 改善策② 改善策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 排水槽の通気管:図では、排水槽の天井から出た通気管が地下1階の排水横枝管の通気管につながり、通気立て管を経て大気に開放されている。排水槽はポンプの運転で水位が急に下がると槽内が負圧に、流入で水位が上がると正圧になり、他の通気管とつなぐと通気系統の圧力を乱してトラップの封水を損なったり、槽内の臭気が他の系統へ流れたりする。排水槽の通気管は他の通気管と接続せず、単独で立ち上げて直接大気に開放する(空気調和・衛生工学会規格SHASE-S 206給排水衛生設備規準)。
- ポンプの吐出し管:図では、汚物用水中モーターポンプ2台の吐出し管が、地下1階の天井付近で重力式の排水横主管に接続されている。ポンプの圧送水が重力排水の横主管に入ると、管内の流れを妨げたり圧力を上げたりして、上階からの排水が流れにくくなり、器具からの逆流や封水の吹出しの原因になる。ポンプの吐出し管は単独で屋外の排水桝まで配管し、桝で重力排水と合流させる。
- 伸頂通気管:図では、排水立て管は4階の排水横枝管との合流点で終わっていて、上に延びていない。排水立て管の頂部は管径を縮小せずに伸頂通気管として延長し、通気立て管に接続するか単独で大気に開放する。立て管の頂部が閉じていると、排水が流下するときに管内の空気が補給されず負圧が大きくなり、トラップの封水が吸い出される。
- 逆止め弁がポンプ側、仕切弁がその上(下流)にある弁の順序、通気立て管の下端を最低位の排水横枝管より下で排水立て管に接続していること、各階の通気管を最上流の器具のすぐ下流から取り出し、器具のあふれ縁より高い位置で通気立て管に接続していることは適切である。
引っかけ:「適切でない部分のうち2箇所」なので、排水槽の通気管、ポンプの吐出し管の接続先、伸頂通気管が無いことのうち2つを書けばよい。逆止め弁と仕切弁の順序(ポンプ側が逆止め弁)は図のとおりで正しい。
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平成29年度 問題1 設問1排水・通気設備系統図の適切でない部分の改善策(2か所)
論点ページ:排水・通気設備の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する