排水系統図へのループ通気管・通気立て管の記入
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「排水・通気設備」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(1)に示す排水系統図中に、ループ通気管及び通気立て管を破線で記入しなさい。
【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

解答欄
正解
各階の排水横枝管で、最上流の大便器の器具排水管が接続した点のすぐ下流から通気管を垂直に立ち上げ、その階の最も高い器具のあふれ縁より150mm以上上方で通気立て管に接続する。
86 字ループ通気管は、2階・1階とも大便器と小便器の間の排水横枝管の上部から垂直又は45°以内で取り出し、洗面器のあふれ縁より150mm以上高い位置で横に延ばして通気立て管につなぐ。
大便器のすぐ下流で排水横枝管の頂部から通気管を取り出し(水平には取り出さない)、各階の器具のあふれ縁より150mm以上上方を通してPS内の通気立て管に接続する。
通気立て管はPS内に排水立て管と並べて設け、下端は2階の排水横枝管の接続点より低い排水立て管の下部に接続し、上端は2階の器具のあふれ縁より150mm以上上方で伸頂通気管に接続する。
90 字通気立て管の下端は、最低位の排水横枝管の接続点より低い位置で排水立て管の脚部又は排水横主管に接続し、上端は最高位の器具のあふれ縁より150mm以上上方で伸頂通気管につなぐ。
PS内の排水立て管に沿って通気立て管を立て、下部は排水立て管の下部に、上部は伸頂通気管に接続するか単独で大気に開口し、1階・2階のループ通気管をこれに連結する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- ループ通気管は、2個以上のトラップを保護するため、排水横枝管の最上流の器具排水管が接続した点のすぐ下流から立ち上げて、通気立て管又は伸頂通気管に接続する通気管である(SHASE-S206給排水衛生設備規準)。図の排水横枝管は、各階とも左端が掃除口で、大便器・小便器2個・洗面器の順に下流(右)へ並ぶので、取り出し位置は大便器と1個目の小便器の間になる。
- 通気管は排水横枝管の頂部から垂直ないし45°以内の角度で取り出し、水平に取り出してはならない。各階の通気管を通気立て管に連結する位置は、その階の器具のあふれ縁より150mm以上上方とする(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.8(9)(10))。図ではあふれ縁が最も高いのは小便器・洗面器なので、それより150mm以上上方で横に延ばしてPSへ導く。
- 通気立て管は、下端を最低位の排水横枝管より低い位置で排水立て管に接続するか排水横主管に接続し、上端は伸頂通気管に接続する(最高位の器具のあふれ縁より150mm以上上方)か単独で大気に開口する。こうすると排水立て管の下部にたまる空気の圧力を逃がし、上部の負圧も緩和できる。
- この図では2階の排水横枝管だけが排水立て管に接続し、1階の排水横枝管は単独で排水桝へ向かうが、1階のループ通気管も通気立て管に連結して通気を確保する。破線は通気管を表す線として記入する。
同じ論点の過去問
令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年12月1日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する