ポンプ2台の並列運転時の揚程曲線
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年12月2日(日)実施) 問題1 設問1(イ)の問題です。論点は「設備機器」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
図−1に示す特性のポンプを、図−2のように2台同時に並列運転した場合の揚程曲線を記入しなさい。ただし、抵抗曲線は変化しないものとする。
【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕(1)に示す図について、(イ)及び(ロ)の答えを解答欄に記入しなさい。
(イ) 図−1に示す特性のポンプを、図−2のように2台同時に並列運転した場合の揚程曲線を記入しなさい。ただし、抵抗曲線は変化しないものとする。
(ロ) (イ)の並列運転の場合、1台当たりのポンプの水量〔L/min〕を記入しなさい。

解答欄
正解
(イ) 並列運転時の揚程曲線(描き方と、抵抗曲線との交点) 模範解答
1台の揚程曲線上の各点の揚程はそのままで、水量を2倍にした点を結んだ曲線を描く。締切揚程は1台と同じで、200L/minで元の運転点と同じ揚程を通る。
75 字別解
同じ揚程で水量が1台の2倍となる曲線を描く。締切揚程は単独と同じで、元の運転点の揚程では200L/minを通り、抵抗曲線と約140L/minで交わる。
要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 同じ特性のポンプ2台を並列に運転すると、2台は同じ揚程で運転し、合計の水量は1台の水量の2倍になる。したがって並列運転の揚程曲線は、1台の揚程曲線の各点を、揚程を変えずに水量だけ2倍にずらした点を結んだものになる。
- 図−1の格子(横は20L/minごと、縦は6段)で読むと、1台の揚程曲線は水量0で4段、60L/minで約3.2段、80L/minで約2.7段、100L/minで2段、130L/minで約0.5段である。並列運転の揚程曲線は、水量0で4段(締切揚程は同じ)、120L/minで約3.2段、160L/minで約2.7段、200L/minで2段、260L/min(枠外)で約0.5段を通る。
- 抵抗曲線は変化しないので、並列運転の揚程曲線と抵抗曲線の交点が並列運転時の運転点になる。抵抗曲線は120L/minで約2.5段、140L/minで約3.0段なので、交点は水量約140L/min、揚程約3段の点となる((ロ)の答え)。
引っかけ:並列運転は「揚程はそのまま、水量が2倍」、直列運転は「水量はそのまま、揚程が2倍」。並列運転の曲線を揚程方向に伸ばさない。また、元の運転点の水量を単純に2倍(200L/min)としない。抵抗曲線との交点で運転点が決まる。
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論点ページ:設備機器の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年12月2日(日)実施) 問題1 設問1(イ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する