日本の温室効果ガス排出量の推移(二酸化炭素)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題A No.8の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図は、温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素及びハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の日本の排出量の算定値(CO₂換算)の1990年度から2023年度(ただし、HFCsは1990年から2023年)までの推移である。二酸化炭素の排出量の算定値(CO₂換算)の推移を表したものとして、適当なものはどれか。
なお、下図は、環境省が発表した日本の温室効果ガスの排出量の算定値(CO₂換算)を用いて、作成したものである。
![折れ線グラフ。縦軸は温室効果ガス排出量の算定値[百万トンCO₂換算]で、0〜60(10刻み)と1,000〜1,400(200刻み)の間を波線で省略している。横軸は年度(HFCsは年)で1990〜2023。①(白抜きのひし形)は1,000〜1,400の範囲にあり、1990年度約1,160、2007年度頃約1,300、2009年度約1,160に低下、2013年度約1,310で最大となった後に減少し、2023年度約990。②(黒い四角)は1990年度約50から一貫して減少し、2023年度約30。③(白抜きの三角)は1990年度約29、1997年度頃約31の後に減少し、2023年度約16。④(黒丸・点線)は1990年約13、1995年約21、2004〜2005年約11に低下した後に増加し、2021年頃約34、2023年約32。](/kankouji-1-1ji/fig/k1f2026-a-8-1.png)
解答欄
正解
正解:(1) ①
解き方
- 日本の温室効果ガス排出量の大部分は二酸化炭素であり、その排出量はおよそ10億〜13億トンで、ほかのガスより桁違いに大きい。
- 二酸化炭素の排出量は、2008年度のリーマンショック後に落ち込み、東日本大震災後の火力発電の増加で2013年度に最大となり、その後は減少している。この推移を表すのは①である。
- ②はメタン(一貫して減少)、③は一酸化二窒素(緩やかに減少)、④は代替フロン(HFCs)の推移で、HFCsはオゾン層破壊物質からの転換により2000年代後半から増加した。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。10億トンを超える排出量で、2013年度をピークに減少しているのは二酸化炭素である。
- (2)適当でない。②は約5,000万トンから一貫して減少しているメタンの推移である。
- (3)適当でない。③は約3,000万トンから緩やかに減少している一酸化二窒素の推移である。
- (4)適当でない。④は2000年代後半から冷媒用途などで増加したHFCsの推移である。
引っかけ:CO₂だけが「千」の単位の目盛(百万トン)。増加傾向が続いたのは代替フロン(HFCs)である。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題A No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する