湿り空気の状態変化(蒸気加湿・顕熱冷却)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題A No.9の問題です。論点は「熱工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 湿り空気を蒸気スプレーで加湿すると、絶対湿度と相対湿度はともに上昇するが、湿球温度は変わらない。
解き方
- 蒸気スプレーで加湿すると、絶対湿度と相対湿度が上昇するとともに、蒸気の持つ熱が加わるため比エンタルピーが増え、湿球温度も上昇する。
- 湿球温度がほぼ変わらないのは、水スプレー(循環水)で断熱加湿した場合である。よって(3)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。飽和湿り空気を加熱すると、水蒸気量は同じで飽和水蒸気量が増えるので相対湿度は下がる。
- (2)適当。飽和湿り空気を冷却すると、余分な水蒸気が凝縮するので絶対湿度は下がる。
- (3)適当でない。蒸気加湿では比エンタルピーが増え、湿球温度も上昇する。湿球温度がほぼ一定なのは水加湿である。
- (4)適当。露点温度より高い表面温度のコイルで冷却すると結露しないので、絶対湿度は変わらない(顕熱冷却)。
引っかけ:湿り空気線図上で、蒸気加湿はほぼ真上(乾球温度ほぼ一定)、水加湿は湿球温度一定の線に沿って左上へ動く。
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→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題A No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する