舗装の設計

重要度 B舗装の設計で出題過去問 10問

舗装の設計は、2級舗装施工管理技術者 応用試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録50問中10問・重要度B)。出題されるのは舗装の設計です。

要点:舗装の性能指標、TA 法、設計 CBR、交通量区分、コンクリート舗装の設計。

覚える要点

  • 塑性変形輪数は表層温度60℃で49kNの輪荷重を繰り返し1mm変位するまでの回数、疲労破壊輪数は49kN輪荷重でひび割れが生じるまでの回数。必須の性能指標はこの2つと平たん性(施工直後2.4mm以下)、浸透水量は上位の道路1,000mℓ/15秒・その他300mℓ以上
  • TA=3.84N^0.16/CBR^0.3で、Nは疲労破壊輪数、CBRは路床の設計CBR。計算値(23.04)は下限値なので切り上げて24cmとする。各層の等値換算係数×厚さの合計をTA以上にする
  • 区間のCBR=平均値−標準偏差、設計CBRは2・3・4・6・8・12・20へ切り捨て(3.5→3)。厚さ20cm未満の層はCBRの小さい方に含め、CBR3未満の路床は構築路床とし、改良層は厚さから20cm減じたものを有効とする
  • 舗装計画交通量は大型自動車の設計期間内の平均的な交通量で、コンクリート版厚はこれに応じて設定し、路盤厚は設計支持力係数(設計CBR)で先に決める。構造設計は疲労破壊抵抗性の確保が目的
  • 修繕設計:残存等値換算厚=Σ(残存係数×層厚)、オーバーレイ厚=必要TA−残存TA(係数1.0)。修繕設計にも路面設計と構造設計がある
  • 語句の対応:凍上抑制層(路床の凍結融解対策)、アスファルト中間層(コンクリート舗装で路盤の防水と平たんな基盤)、中温化技術(CO2排出抑制)、遮熱性舗装(赤外線反射)、ライフサイクルコスト(建設から次の建設までの費用)

勉強のしかた:問2で毎年出題(語群選択)。性能指標の定義と数値、TA計算(切り上げ)、設計CBR(切り捨て)、残存TAの計算を過去問10年分で繰り返し、紛らわしい語(疲労破壊/塑性変形、凍上/凍結、設計基準交通量/舗装計画交通量)を区別する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、舗装の設計で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問2:②の3.5は四捨五入で4にしない。設計CBRは区間のCBRを表の区分で切り下げた値(2・3・4・6・8・12・20)とする。
  • 令和7年度 問2:②は23.04を四捨五入・切り捨てして23としがち。必要TAは設計TAの下限なので小数点以下を切り上げて24とする(同じ問題が出た平成29年度も、九州建設専門学院の解答試案は24)。①は道路構造令の「設計基準交通量」と取り違えやすい。
  • 令和6年度 問2:②は事例3 に粒度調整砕石が無い(-)ので、セメント・瀝青安定処理とクラッシャランだけで計算する。⑤の遮熱・保水も環境対策だが、目的は路面温度の低減で、施工時の CO2 排出抑制ではない。
  • 令和5年度 問2:④に平均値の 4.3 を選ばない(標準偏差を引く)。⑤は区間の CBR を切り捨てて表の値(2・3・4・6・8・12・20)に当てはめる。σn-1 は自分で計算し直さず、問題で与えられた 1.2 を使う。
  • 令和4年度 問2:②の定義(60℃・49kN・1mm変位)は塑性変形輪数で、疲労破壊輪数と取り違えない。①の設計期間は「わだち掘れ」ではなく疲労破壊による「ひび割れ」。③のホイールトラッキング試験は混合物の耐流動性の試験で、基盤条件の設定には使わない。
  • 令和3年度 問2:①は「層厚の厚い(薄い)ほう」ではなく「CBRの小さいほう」に含める。③で区間のCBRを四捨五入して4としない(設計CBRは区間のCBR以下の値を採る)。⑤に「修正CBR」(路盤材料の品質の指標)や「現場CBR」を入れない。④の「塑性変形輪数」はわだち掘れの性能指標で、TAの式には使わない。

この論点の問題

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。